行雲流水~托鉢日記~

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2007年03月02日
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暖かく晴れ渡った日が続く。


今日は活発な行動がとれた。

朝早くに目覚めて、すぐに仏舎利塔と磨崖仏を見に行き、托鉢をして、美術館に行って、また別の磨崖仏を見て、最後に少ない時間だったのだが托鉢をした。



たまたま、今日の町の仏舎利塔は遠くから見ても大きかったので、行こうと決めた。

『仏舎利塔の周りは特別何も無くて、ただ塔が建っているだけ』

と、前に聞いた事があったのだが、ここはちゃんとお寺があった。

そして仏舎利塔だが、インド仏教を思わせる形や色に関心しながら、確かめるように周りを歩いた。

何を確かめたかというと、どこで知ったのか分からないのだが『この塔には東西南北の方角に釈迦の何かがあるんじゃないか』というただの勘なのだが…
それにインド仏教等は方角を大切にしていたような気がしたのだ。


それぞれに釈迦の別々の姿があった。

記憶が曖昧で間違っているかもしれないが…

東は、天と地を指差した赤ん坊の姿。

西は、腕枕をして横になっている涅槃の姿。
南は、ふくよかな感じで成道された姿。


暫らく眺めていたが、これといった沸き上がってくる感情等は何もなかった。

世界平和を願って建てたそうなのだが…



磨崖仏は初めてみたかもしれない。

岩の崖を削って仏を形取る磨崖仏は、行く前日から、いや、地図で見付けた瞬間から心踊った。

多額の費用を使ったわけでもなく、どっかのお偉いさんが作ったわけでもない、ごく一般的な仏が本来の仏ではないだろうか。

岩崖をほんの少しずつ削り、ほんの少しずつ磨いていく作業。
さぞかし願いを込めたであろう。

車から降り、古ぼけて文字が読み取りにくい小さな案内板に従って歩く。
竹林の横の細い道を過ぎると磨崖仏が現れた。

風化が激しく、仏像の頭が無かったり、胴体に亀裂が入っていたりしていたが…

すごい。いい感じだ。

この自然と崩れ落ちた仏像。
それが本来の仏に近い姿だと思う。

そして、この仏像を作った人も、自分が崖を削るぐらいなのだからすぐに風化して崩れるのは分かっていたはずである。
でも彫ったのだ。

きっと永久保存など望まずに、彫ること自体に重点を置いたのであろう。


この磨崖仏は文化財である為に近年になって屋根が付いたそうだ。

だから、私からすれば本来の磨崖仏の持味の半分しか味わえなかった。



地図で見ると、ここ豊後は磨崖仏が多くある。

どこかに雨や光を浴びる磨崖仏があったら、是非とも拝みに行きたいものだ。





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最終更新日  2007年03月03日 21時16分56秒 コメントを書く


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