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2019年01月04日

長かったが英語で読んでみた。(480ページ)
NHKのEテレでダイアモンド博士の“ヒトの秘密” という番組をみて読もうと思った。

PREFACE: Why is world history like an onion?
PROLOGUE: Yali's Question->The regionally differing courses of history
PART ONE: From Eden to Cajamarca
PART TWO: The rise and spread of food production
PART THREE: From food to guns, germs, and steel
PART FOUR: Around the world in five chapters

↓ぼくにとってのポイント

・13000年にわたる人類史を俯瞰し、なぜ現在の世界はこのように(欧米主導)なっているかについて科学的に考察している。
・結論は、人種間の遺伝的性質の差異ではなく、地形、気候、植生などの環境のちがいが世界をこのようにした。
・ヨーロッパ人の植民地拡大は、スペイン人の南米制服から始まった。スペイン人の南米制服の背景には、圧倒的な軍事力の差(銃、鉄、馬、、)のほかに疫病(天然痘など)の影響が大きかった。
・軍事力、技術革新、疫病には、狩猟採集から農業に移行し、食糧生産に従事しない特権階級の誕生と人々と家畜が高密度で生活する都市が必要だった。
・ユーラシア大陸は最大の大陸で東西に長いため、ほぼ同じ気候で農業が広く伝搬した。古くから肥沃な三角地帯や中国など各地で農業が始まり、シルクロードを通じて人、モノが行きかい、技術革新起き、疫病が蔓延した。疫病により多くの人が死んだが、生き残った人には免疫ができた。
・一方、南北アメリカ大陸、アフリカは南北に長いため、気候が大きく変わり農業が伝搬しなかった。ユーラシア大陸ほど人や家畜が高密度で集まらず、技術革新や疫病の蔓延が起きなかった。