TAKUROUNET

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冬の終わりに・・・2010


町を去る人も居れば手の届かない場所に行ってしまう人、連絡が取れない人など
沢山居た。

中学を卒業したのは、もう3年前のことなのだから・・・。


今から3年前の3月19日に卒業してから3年の月日がたった3月の終わりのことだっ
た。

その日はもうすぐ春だというのに少し寒かった。家に買い置きしていた弦を買い
に楽器屋で買い物をして帰ってきた俺は部屋にあるギターの弦を交換しようとし
ていたところだった。

部屋のドアを叩く音。

妹「T先生ってお兄ちゃんの担任だった人?」

俺「そうだけど?」

妹「なんか死んじゃったらしいよ?」

俺「はい?」

最初聞いたときはドッキリかと思ったけど、妹がそんなことするはずないのは分
かってた。

憂「お通夜とかの詳細は学校に電話して聞いてって先生に言われたから」

俺は、早速中学時代の連絡網を取り出し早速中学に確認の電話をした。

電話に出た先生は知らない男の先生だった。

3年という月日のせいか俺の知ってる先生はもうほとんどいないらしい

とりあえず場所と日時を聞いた。

さて、どうしたものか

とりあえず、良く会ったりメールする友人にはメールした。

そうこうしてる間にいっちゃんからメールが届いた。

いっちゃんからだけじゃなく普段連絡を取らない人からもメールが届いた。

俺は情けないことに「友達に言う必要がなくなったんだ」と安心していた。

たまに鳴る携帯の音にうんざりしつつ携帯を開く

皆、同じ人から送られてきたのを返信して広めてるみたいだった。

女子は行動力があるなあと送られてくるメールの文面をみて思った。

その日は、いつものように寝た。

3月26日

夜にSDとメールをして一緒にお通夜に行くことにした。ついでに、マーくんも

4月からの学校生活に使う物をついでに買おうと思い早めに集合した。

それにも関わらずマーくんは家でバトルフィールドバッドカンパニー2のPC版を
プレイしていた。

「3キル25デス」きっとそんな空気スコアなんだろうと思い怒りの電話を入れ
た。

待つこと10分・・・。彼は何食わぬ顔で登場した。

よくよく考えると彼やSDと合うのはいつ以来だろうか?

1年以上あってない気がするのに最近会ったかのように感じるのはなんでだろう


近いようで遠くにいた友人と久しぶりに会えて嬉しくてつい素直になれない自分
が情けない。

グダグダといつもの集合場所である「丸いところ」に集合した俺達3人は市内の
中心地に自転車で行った。

なんで電車を使わないか?俺たちは中学時代にいつも電車で湘南に行ってたか?
道があれば自転車を使う。それが俺達7国中生だ。

自転車を漕ぎながら他愛のない話をして駅前に着いた。

春休みのせいかいつもより若者が多い気のする駅前のスクランブル交差点で高校
時代の友人に遭遇したり、高校時代のヤンキーが駐車違反で怒られていたりと世
間は狭いんだなあと感じた。

三人で町を周って適当に時間を潰したりして斎場に移動した。

斎場が高校から歩いて10分のところだったので二人を案内した。

自転車で走る道は高校時代毎日バスで通ったあの通りだ。

相変わらずの風景だけど桜並木の桜には蕾がついていた。

毎日通った懐かしい道なのに今日は哀しい気分になる。

そうこうしてる間に高校時代の友人の家に許可をとり自転車を停め歩いていると
ネーミングセンスの良い友人にあったりと高校のそばに来たら沢山知り合いとす
れ違った。

斎場に到着すると知り合いは誰も居なくSDが「これまさか俺達だけじゃね?」と
言う。

誰か知り合いが来たら行こうということで10分待った。

そしたら、パン大王、うっしー、マコ、もーちゃん、つっちー、やっすー、女子
三人の集団が来た。

俺達はニヤニヤしながら近づき「久しぶり~」と挨拶周りをして一緒に入ること
にした。



斎場の中

斎場の中に入ると懐かしい顔の人が居た。

K先生だ。トレードマークだった髭はなく
少し痩せたような気がした。

他にもK坂先生、ホワイトストーン先生、S水先生、校長、教頭など懐かしい顔触
れがそれっていた。
久しぶりに再会できたのに少ししか話す時間がなかった。

記帳が終わり、いよいよ焼香だ。

俺は、焼香のときにどんなことを思えば良いんだろうか?
と考えた。

先生と初めて会ったのは中学に入ったときだ。

なにもかもが新しい学校に入った俺達と同様先生も新しく赴任した先生ばかりだ
った。

初めての授業で先生は「前の学校ではエンジェルT中ってよばれてたの」と得意
げに話していたから優しい先生かな?
って思ったらそうでもなかった。

俺や悪さばかりする友人達にはいつも厳しいしSDや先生なんかしょっちゅう言い
争ってたし俺も先生のことはあんまし好きじゃなかった。

でも、卒業してから先生の優しさに気付いた。

こうやってしつこく怒ってくれる大人は今の世の中居ないし冷静に考えてみたら
先生のやってたことは全て俺達を思ってのことだったんだ!!

そう気がついてお礼を言いたいと思っていた矢先の出来事だった。

焼香のときに手を合わせたとき俺は「先生、ありがとうございました」と心の中
で言った。

ご焼香が終わり帰ろうとしていたら親族の方から「来てくれてありがとう」と言
われた。

「ありがとう」なんて言われるようなことはしてないよ…。

きちんと言いたかった事を言えなくて少し欝な気分だったのに帰りにSDが「バス
で来た人より早く変えろろうぜ?」

って言うから本気でペダルを漕いで地元の駅にバスや電車より早く着いたときは
嬉しかった。

あれ?

いつのまにか哀しい気分はどこかに吹き飛んでいた。

しばらく駅で待ち

やっすーやてっちゃん達と合流してラーメン屋に行った。

待ってるときに書く名前の紙に「中野梓」と書いた。

ほんとうに相変わらずだよ…。

ラーメンを食べてからは三人でTSUTAYAに行き映画をひたすら批評した。

これが何気に楽しくてSDとTSUTAYAに来ると毎回やるようになってた。

気がつくと時間は11時を過ぎていた。

お通夜の帰りにこんなことしていいのかわからないけど悲しい気分はどこかに飛
んでいった。

家に帰り携帯でお通夜のことを疲れていたので適当に書いて寝た。




それから少ししてダイナに「内容薄くない?」って言われた。

言われてみたらそうもな。

なるべく人の死には触れないようにしてるんだから

悲しいかもしれないけどこれも思い出なんだ。


あれから数ヶ月経った夏の夜。

汚い部屋の本棚にある中学の卒アルや文集に目がとまり

ふと自分のクラスのページを見ると担任だったT先生がニッコリと笑っていた。

これがエンジェルT中か…。

写真で先生を見れても声は聞けない。

あの時々、滑舌が悪くてSDが「えっ?何?」とか言ってたのも聞けないんだ。

写真を見て先生が亡くなって初めて本当にいなくなったんだなと実感した。

あの月は、一生忘れない月の一つになるだろう



終わりに

今回は、短い期間に適当に書いたので内容が薄いかもしれない

なので高校と中学両方の修学旅行の話しを書こうと思う。














修学旅行編

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