シングルな子育て♪

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2度目の再入院


部屋の人たちは「お帰り~~戻って来るんじゃないかと思ってたけど早かったね。」と言った。
私が退院してる間に一人退院して一人また新しい人が入院していた。
その人も若い子で切迫早産と言われたらしい。 この部屋にしてはめずらしく少しお腹も大きくなっていてもう6ヶ月だという。

10月23日午後6時ころ地震が起きた。
新潟中越地震だ。
私たちの病室は4階だったため、けっこう揺れた。
確か震度4だった気がする。
病院内でいっせいに「きゃぁ~~~!!!」と悲鳴があがった。
たまたま私たちの部屋にいた若い看護士さんも悲鳴をあげておびえていた。
私はあんまり動じないタイプだが、さすがに久々の大きめの地震に少し怖いな、と思った。
悲鳴こそあげなかったが、入院していて良かったと思った。
これで一人で家に居たらもっと怖い思いをしていただろう・・・。


やっぱり2度目の再入院も病院で点滴を入れた瞬間にツワリはどこかへ行ってしまった。
ここへ着いた時は医師に
「せっかくいい状態で退院していったのに、一番悪い脱水症状になって帰ってきたね。」
と言われていたのに。
吐きすぎて胃が荒れてしまい、口の端が切れてしまう口角炎にもなっていた。
2度目の二日間の絶食もきつかったけど、脱水症状になると血管が細くなるため点滴の針がなかなか血管に入らず何度もやり直したり、点滴のチューブに血液が詰まって針を入れなおしたりするのもつらかった。

でも私たちの部屋はみんな明るい人たちでそれぞれの夫の話やら仕事の話やらで毎日盛り上がって話しをして楽しかった。
一日中ゲラゲラ笑っていたのは私たちの部屋くらいだろう・・・。
時には「しゃべってばかりいないでおとなしく寝てなさい!」と助産師さんに怒られる時もあった。

それにしてもここに居る人たちも皆大変な妊娠生活を送っているんだなぁ・・と思った。
命を育てて産むことはなんて大変なんだろう・・・。
産んでからも大変だというのに・・・。
世の中にいる他の沢山の妊婦さんたちもこんな風にみんなつらい思いをしたり苦しんだり不安を抱えながら過ごしているんだろうな。
そうまでして子供が欲しいと思う人たちがいるんだから女ってすごい、不思議だなぁ・・・・。

入院中も健診でエコーを見てお腹の赤ちゃんが育っているのを確認できたけどイマイチまだ実感がなかった。
今まで履いていたズボンは入らなくなっていたけど、まだそんなにお腹が出てきているわけでもない。
エコーの写真を見せられてもほんとにこのお腹に命が宿っているんだろうか?と不安になる時がある。

やはり胎動でも感じないと実感が湧かないのかな。

2度目の入院はまたすぐ退院して戻ってくるといけないので少しゆっくり過ごして10日間で退院することになった。




安定期


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