■2006年9月22日■
グレートバリアリーフ
グレートバリアリーフといえば、オーストラリアにこれまで行ったことがなかった私でさえもその名は知っている。
日本列島がすっぽりと入るぐらいの大きな珊瑚礁で世界遺産に登録されているこの場所、
ダイビングをする人は勿論、そうでない人もその名前ぐらいは聞いたことがあると思う。
今日は終日グレートバリアリーフでのバカンスでございます。
ホテル近くのケアンズ港からグレートバリアリーフまでの船が出ております。
私達がこの船に乗って向かうのはグレートバリアリーフ内にあるポントゥーンという人工の島。
ここに船を横付けして1日中いろんなアクティビティで楽しむってゆーツアー。
グレートバリアリーフまでの1時間半ぐらいの船の旅はかなーり揺れるらしく、
出発前から酔い止めの薬を忘れないように・・・とシツコく言われてました。
船の中にも酔い止めの薬が用意されていたけど、
私達は日本から持って行った薬を飲み、いざ乗船。
が、飲んだ酔い止めの薬のせいかどうかわかんないけど
船に乗ったとたん、ものすごい睡魔が襲ってきて
グレートバリアリーフ到着まで爆睡してしまった・・・・。
船の揺れも心地よい・・・zzz・・・。
酔い止めの薬を飲んで爆睡したおかげで、私達は船酔いに悩まされることはなかったんだけど
どうやら船の乗客の半数近くが、私達が爆睡している間に大変なことになっていたらしい。
沢山の船のスタッフがゲロ袋を持って大きな船内を右往左往して乗客の看護にあたっていたらしい。
中には夕方までずーっと船の中で死んでいた日本人の乗客もいた。かわいそうに・・・。
なにはともあれ、グレートバリアリーフのポントゥーンに到着。
このポントゥーンとは、それぞれの船会社が所有している人工の浮島で
船をポントゥーンに横付けしたまま1日中いろんなアクティビティを楽しむ。
ダイビング、シュノーケリング、グラスボート、半潜水艦、ヘリコプター、お魚への餌付けなど
多分1日いても飽きないんじゃないか・・・というぐらい楽しいアクティビティが用意されている。
(勿論、ランチもついている。全然ウマくなかったけど)
到着後、ほとんどの客がダイビングとシュノーケリングを始めた。
私もあらかじめ水着を着て行ったんだけど
私がシュノーケリングしている間に母が1人ぼっちになってしまうので
とりあえずシュノーケリングを断念。
で、せっかく世界遺産のすんばらすぃ珊瑚礁がある場所に来たんだから
上からその珊瑚礁を眺めましょう・・・ってことで
ヘリコプターに乗ることにした(ヘリコプターに乗るのは別料金)。
ヘリポートもやっぱり人工のヘリポート。
ポントゥーンからボートに乗り、ヘリポートに向かう。
↑ヘリポートに向かう途中に映した、私達のポントゥーンと船。
ヘリポートに到着してほどなくしてヘリコプターが到着。
母はパイロット席の隣に座り、私は後方の客席に着席。
上空から見下ろす広大な珊瑚礁の光景は圧巻でした。
これらの珊瑚礁エリアが日本列島よりもデカいっつーのがビックリです。
とうていヘリコプターでちまちまと全部を眺めることなんてできませんねー。
そして、写真におさめることはできなかったのですが、
珊瑚礁の海を優雅に泳いでいる数多くの海ガメたち、
海のギャングとは思えなく華麗なフォルムで泳いでいるサメたち、
彼らを上空から目撃したときには言葉にできない感動でした。
特に5,6頭の群れで泳いでいるサメたちはまさに海のお散歩ってカンジで
それぞれのサメの背中が太陽の光でキラキラと反射している姿がとてもキレイ。
母はマンタも発見したそうだが、私は残念ながら発見できなかった・・・。
さすが、パイロット席の隣に座っている人はチガウな。
(パイロットにマンタが泳いでいるのを教えてもらったんだってー)
30分の素晴らしい上空からの珊瑚礁を堪能し、ポントゥーンに戻る。
あんましウマくないランチを食べ、グラスボートに乗って海のお魚たちを眺め
さらに半潜水艦に乗ってこれまたお魚たちを眺めて午後のひとときを過ごす・・・。
でも、お魚たち、沖縄やハワイのハナウマの方がたっくさーんいたような気がする。
きっとダイビングとかすると違うんだろうけど
少なくともふつーに鑑賞しただけだとちょっと期待はずれだった。
まー、お魚メインじゃなくて珊瑚礁メインっていうふうに考えればいいんだけどね。
あ~、やっぱしシュノーケリングしたかったな・・・・。
夕方近くになり、また揺れる船内で爆睡し、港に戻る。
↑港のすぐ隣にある宿泊したホテル。
港に戻った後、いったんホテルに帰ってひと息つき、また町へ繰り出す。
ちなみに、前日とこの日、オーストラリアの大統領だか首相だかどっちだかわかんないが
とにかくそーゆー偉い人が私達が宿泊したホテルで会議をやっているらしく
ホテル内にはラッセル・クロウみたいなイカつい人たちがたっくさんいて警護にあたっていた。
結構な迫力で、やっぱオージービーフを食ってる人はチガウな・・・と実感。
観光地であるケアンズはいろんなお土産やさんが軒を連ねているけど、
やっぱり一番楽しいのは地元のスーパーマーケット♪
日用品などはハワイに比べるとそんなに安くないけど
それでもいろんな商品を眺めているだけでも楽しくなっちゃいました。
因みにDFSも町の中心部にありましたが
ブランド物にはまったく興味のない私達はほぼ素通り。
晩ご飯はイタメシ
晩ご飯は「モンスーン」というイタメシやさんでのディナー。
前日デカい肉食ったから、今日はさっぱりとイタリアンが食べたかったのよねー。
最初に飲んだオーストラリアのビールは「VICTORIA BITTER」、通称VBといわれているビール。
XXXXビールよりもちょっとコクがあるかな。
手前がシーザーサラダ。
奥にあるのがイカのフリット。
「これがシーザーサラダ?」というぐらい大雑把な作りで、ちょっと苦笑い。
これぞ!大陸の味!なカンジだ。
味はきわめてふつー。まずくもなけりゃ特別ウマくもない。
イカのフリットは絶品!
やわらかいイカとサクサクとした衣、そして絶妙の塩加減。
これがビールにバツグンに合うっ!これに枝豆があったら言うことなしっ!
4種類のチーズがのったピザもウマかったんだけど
デカいうえに生地がバカみたいに厚くて、
1切れ食べただけでおなかいっぱいになっちゃった。
最後のトルテリーニに至っては、これまたデカくてパスタとは思えない料理だった。
決してマズいワケじゃないんだけど、もうピザを食べた時点で満腹寸前だったので
残念ながら全部を味わうことはできませんでした。
こうしてケアンズ2日目の夜は更けていったのですが、
もう明日の早朝はシドニーに向けて出発。
あと3泊ぐらいしたかったなー。
そーいや、オーストラリアといえば、言わずと知れた南半球。
南半球ってことは、南十字星が見えるはず!
でも星座に詳しくない私は夜空を見上げてもどれがその有名な星なのかわからず・・・。
食事の後ホテルに戻った時、フロントのおにーちゃんに
「南十字星は今見えますかー?」
と尋ね、一緒に探してもらった。
・・・・残念ながら、夜遅くの時間だったため、南十字星は山に隠れて見えない角度にあるそうだ。
夕方とか、朝のものすごーい早い時間だったら見えるそうです。
ま、星を見たところで「へー」ぐらいな感想しか持てないだろうから
南十字星を見れなくてもまったく問題ナッシングなんですけどね。
~つづく~