一日ひとつありがとう

一日ひとつありがとう

天地創造・・

kumotoohisama



ああ、よくねむった。
なんとも、くたびれていたからなぁ

どうれ 私の作った星はどうだ

おい、なんだあの光は?

「かみさま、あれは神様がおつくりになった人間が、
作り出した光でございます・・」

なになに、いつのまにそんなことができるようになったのじゃ。

おい、なんだね、空高くグルグル回っている光は?

「かみさま、あれは人口衛星というものであります・・」

あんなものを飛ばして、私に近づいているつもりか?

おい、あの小さな光はなんだ?

「かみさま、あれは神様がお作りになるときに、小さくかたまり、混ぜられた神様の汗の結晶であります。それを掘りかえして、身につけているのでございます・・」

・・・・・・・

おい、なんだ、鈍い光がして、なんだか黒い雲も上がっているぞ!
あんなもの造ったはずではないぞ。

「かみさま、あれは、ゴミといわれるものでして、いったん地中から掘り出しましたる、油を形をかえて、いろんなものにしたものであります。もう、いらぬとまた、土に埋めているのでございます。」

・・・・・・・

なんだと・・なんて悲しいのだ・。
おい、あちらからこちらと飛びかっている光は!?

「あれはミサイルとよばれるもので、人間どもが(ああ、これは・・かみさまのお作りになられた人間が・・)命の奪い合いなどということをやっておるようでございます・・。」

・・・・・・

なんだと・・・、おい、あの光は?
何より小さいが光り方が強いではないか!

「かみさま、あれは涙であります・・」


「子供たちが泣いているのであります・・」

・・・・・・・

もう、わしはたまらん・・。
私があのような星を誕生させたからいけなかったのだ・・・。

今すぐにこの手で、握りつぶしてしまえ!

「ああ、どうか、かみさま!お待ちになられてください!
あの涙をうかべて、働いている子供たちのために、今、ひとたびお待ちください。」


そうか、泣いておるのか・・
ひとりで泣いておるのか・・

そうか、泣いておるのか・・
母の胸で泣いておるのか・・

わしは、いままでで一番美しい星をつくったはずだったが・・
ながく、眠りすぎていたあいだに、
こんなことになっておったか・・

「かみさまがお眠りだったあいだ、太陽や
水、空が人間たちに警告を与えてはおりましたが・・
それも、届かなかったようです・・
残念でありますが・・」


ああ、怒りでわしの胸はいま、張り裂けるであろう・・

しかし、あの小さな涙の光が、わしに待てと言っておるのじゃ・・

いまひとたび・・

青き緑の、わしのつくった地球という星よ・・

にんげんどもよ、お前たちの星の美しさよ

お前たちが欲しがる、地中深くの石や金の光より
どこまでも光り輝く。銀河の果てまで。

その光り輝くものは

おまえの失くしたみどりだっただろうよ・・

おまえの枯らした水だっただろうよ・・

子供らの涙の粒までもが
遠く銀河の果てまで見えるとは

おまえたちの星の青さが
消えているのがわからんのか・・

わしのつくったにんげんどもよ・・

わしはおまえらと一緒にすべてをつくったのだぞ

おまえらの命がためだけではないのだぞ

すべての命がため

地球は青く光っていたのだぞ・・・・・




先日世界中がもし100人の村だったら・・をTVでみました。
どんなにつらくても、どんなにさみしくても、どんなに親を恨もうとも、
小さな手で働き、小さな心で耐え、小さな命を削って、子供たちは家族の幸せを祈っている・・。

私たち大人は何をしているのか、何に向かっているのか、何が幸せだと信じていたのか・・。TVを見て泣くことや、募金をすることしかできないのか?いや、きっともっとできることはあるはず・・。
物に囲まれ物で溢れて、明日を生きていこうとする~ただそれだけの望みを持って生きている人たちに、どんな顔を向けていたのか・・。
私たちがここに生まれた意味があるなら、世界中の食べ物を食いあさり、世界中の資源を枯れ果てさせてしまった、その責任を考えなければならないのかと、胸が張り裂けそうな思いだった。


考えずとも、生きてもいける。
考えずとも、食べてもいける。

でも、ほんとうに、それでいいのだろうか・・。






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