展望台から元の参道に戻り、獅子窟寺(ししくつじ)のほうに向かってほどなく、道端に古そうな石碑が立っていました。
参道脇の石碑
この石碑には「聖武天皇勅願 行基菩薩開創 役行者 弘法大師 修行之旧蹟」と書かれています。
奈良時代、聖武天皇の勅願を受けた僧行基が堂塔を建てたということです。当時は金剛般若窟といわれたようです。役行者や弘法大師(空海、真言宗の開祖)もここで修業をしたとされています。
正式には普見山(ふみざん)獅子窟寺といい、真言宗高野山派に属しています。
獅子窟寺の開基は役小角(えんのおづぬ)と伝えられています。役小角は飛鳥時代から奈良時代の呪術者で実在の人物と思われますが、それこそ日本中にゆかりの地があるようです。役行者(えんのぎょうじゃ)とも呼ばれ、修験道の開祖とされています。
いわゆる修業の場だから、山の上にあるんですね。
牛臥岩
亀にも見えますが、牛臥岩とか牛石とか言われているようです。
仁王門跡
ここに仁王門があったそうです。仁王像は現在は本堂にあるそうです。
1615年(慶長20年)の大坂夏の陣のとき、大坂方に加勢しなかったという理由で火を放たれたということです。そのとき、全山に12の院があったといいますが、すべて焼失してしまったそうです。
同上
もうすぐ本堂へ
仁王門跡を過ぎて、また少し上り坂をのぼって、ようやく本堂のある場所へと到着です。
獅子窟寺の本堂
近くにあったベンチに腰を掛けていると、シンとした静けさの中、どこからともなくウグイスの声が聞こえてきました。
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