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カテゴリ: カテゴリ未分類
フジテレビの平成中村座ニューヨーク公演SP。
慌てて8時から見ました。求む再放送。
1時間も見損ねちゃうなんて、しまった~~!

いつも力いっぱい。何事にも全力投球。勘九郎って、ほんとにすごいと思います。

そんなに詳しい見巧者ではないのですが、ちょっと語ってもいいですか。
歌舞伎は、本来は、みんなでお弁当をひろげ、わいわい言いながら芝居小屋へ足を運んで観たものです。白粉とナフタリンの匂いがする着物のおばさま方に囲まれて、あくびを噛み殺しながら、オペラグラスを片手に高級な劇場で観るものでは決してありませんでした。
平成中村座で見る役者の顔の近いこと! 昔の芝居小屋はきっとあんな感じだったはず。

伝統芸能として保護する必要もありますが、もっと時代に合わせて楽しんでもらったほうがいいんじゃないか。手の届かない芸術文化にならぬよう、高みにのぼる歌舞伎をつかまえ、一般庶民の目線まで引きおろす。今の時代とすり合わせる。その必要性を勘九郎は歌舞伎界の中で一番よくわかっていて、そして実践しています。

団十郎率いる成田屋ではできません。それでは歌舞伎自体が変容してしまう。


役者としても、「心から笑われる役者」になりきれるところがこれまたすごい。昨今は、伝統芸能、崇高、格調、そんなイメージがつきまとい、喜劇であっても心から楽しめない、くすっとしか笑えない、そんなふうになりがちです。仁左衛門しかり、幸四郎しかり。もちろん彼らには彼らのよさがあるけれど。

なぜか勘九郎だと安心して笑える。「こいつ、ばかだよなあ」と思わせるほどに演じきることができる。
これは、父、勘三郎がそうでした。人情味あふれる芸風でした。だんだんお父さんに似てきます。
でも、お父さんよりはやっぱり洗練されてる。

昔、毎月のように歌舞伎座3階A席で見ていたころのことです。
「俊寛」を友人と観にいきました。配役は勘三郎。

最後の場面で「お~い、お~い」と去り行く船に声をかける様子が何とも哀切で心打たれ、観終わってから、(ちびまる子風でお願いします)「さすが、勘三郎だねえ、年齢を重ねないと、ああいう円熟味は出ないねえ」と、若輩麻neko、一緒に観てた友人に向かって激賞してました。

すると、彼はクスクス笑ってロビーへ私を連れて行き、目の前の貼り紙を指差します。そこには(文面は定かでないが)

「勘三郎病気のため休演、かわりに勘九郎が代役をあいつとめます」

ガ~~~ン。
最初に言ってよっ!!!


ほんとにお父さんそっくりだったんだもの。
勘三郎が亡くなったのは、それからたしか3ヶ月後のことでした。あれは、必死に父の芸を追いかけての俊寛だったのでしょうか。

歌舞伎のおもしろさを語ったら、1日分の日記ではとてもとても終わりません。
鳴り物、杵の音(きのねって読んでくださいね)、「中村屋っ!」の大向こうの掛け声とともに決まる「見え」。
代々の芸、「~~屋」の芸。上方の芸、江戸の芸。ビジュアルな舞台装置や着物たち。あー、わくわくする。


関容子さんという方が歌舞伎の芸談を聞き書きとしてまとめています。

http://books.rakuten.co.jp/bsearch/RBtitles.jsp?AUTHOR=%B4%D8%CD%C6%BB%D2&shopID=1&rbx=1-4

一連の著作はとても面白く、中村屋を扱った作品では勘九郎の人柄もよく出ています。(聞き書きさせてもらえたら、どんなに幸せなことでしょう)

それにしても、いつもあんなに力いっぱいで、見ているほうが心配です。
勘九郎さん、くれぐれも、くれぐれも、お酒の飲みすぎと体に気をつけて、襲名後は息の長い勘三郎になってほしいものです。

あなたのかわりは、どこにも、だれも、いないのですから。







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Last updated  2004年07月29日 01時46分58秒
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Re:勘九郎!!(07/27)  
おはようございます。

『俊寛』! 私、平家物語が好きなので(ちょっと前の日記にも書きました)、あの演目には感動しました~~。

ただ、私が観たのは国立劇場ですが。花道のすぐ横のいいお席でした。

さきゆく舟のならいにて あとは白波ばかりなり

あそこでは号泣しちゃいました。

今度、ぜひご一緒してくださいね! (2004年07月29日 07時44分00秒)

Re:勘九郎!!(07/27)  
まさ吉!  さん
おはようございます!
お腹の痛くないまさ吉でっす。

今日の日記を読んで、
「東京の人はいいなあ」とつくづく、つくづく……。
杜の都にはそんなのナイヨ。くやしいーっ! (2004年07月29日 09時32分36秒)

はじめまして。  
私も番組楽しみにしていました。
歌舞伎や、狂言に興味があり、おもしろかったです。 (2004年07月29日 09時36分38秒)

Re[1]:スピッツのチャーさんへ  
麻neko  さん
>おはようございます。
>
>『俊寛』! 私、平家物語が好きなので(ちょっと前の日記にも書きました)、あの演目には感動しました~~。

平家物語。読みにうかがわないと。
若いころより、今観たほうがもっと感激しそうですよね。

>ただ、私が観たのは国立劇場ですが。花道のすぐ横のいいお席でした。

わ。そういうところだと、花道の役者さんと目が合ったりするでしょ?

>さきゆく舟のならいにて あとは白波ばかりなり
>
>あそこでは号泣しちゃいました。

ああ、さらっとこういうのが出るなんて、すばらしい。古典、そうとうお詳しくていらっしゃるのですね。専攻は何時代でいらしたのですか?

>今度、ぜひご一緒してくださいね!

私も最近足を運んでないので、昨今の歌舞伎事情には疎いのですが、ぜひぜひ。
(でも、一度は途中で睡魔が襲いかかる……) (2004年07月29日 15時58分45秒)

Re[1]:まさ吉!さんへ  
麻neko  さん
>おはようございます!
>お腹の痛くないまさ吉でっす。

こんにちは!よかった~。治ってよかったです。

>今日の日記を読んで、
>「東京の人はいいなあ」とつくづく、つくづく……。

そうですかぁ? いいこともあり、住みにくいところでもあり、ですよ。
食材は絶対まさ吉!さんのところのほうが恵まれているでしょうし、ゴルフ代もきっと高くないでしょうし。
だって、このあたりの練習場、1球20円以上することもあるんですって!
ああ、ドライバー振り回してスカッとしたいよー!
(当たんないんだけど)
では♪
(2004年07月29日 16時02分03秒)

Re:ちゃっころ2677さんへ  
麻neko  さん
>私も番組楽しみにしていました。
>歌舞伎や、狂言に興味があり、おもしろかったです。

はじめまして、書き込み、ありがとうございました。狂言にも興味がおありなのですね。
舞台にも足を運ばれたことが何度もおありでしょうか。昨今の役者さんはあまり詳しくないのですが、テレビに出演する若い方々も多くて、歌舞伎ファン層も広がりつつあっていい傾向ですね。
どうぞまたいらしてください。お待ちしております。では♪ (2004年07月29日 16時03分58秒)

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