韓国(一回目)


夕食がついてないツアーだったので、近所の焼肉屋まで歩いて行くのだが、何せ極寒。
友人の上着はフードが付いていたが、たらぞのは無かった。
二人で寄り添い、うずくまるように冷風に向かって歩く。途中何度も耳がついてるかを確かめた。

ロッテワールドでソウル大学生という柔らかい顔をした男の係員と話した。
彼は大学で日本語を学んでいるらしく、日本語を話せる良いチャンスだと思ったようだ。
私らは彼の軽いナンパに軽く応え、夕食の約束をしたものの、ソウルの大渋滞に捕まり彼とは会えなかった。

律儀なたらぞは翌日ロッテワールドへ行き、彼に約束の時間に行けなかったことを謝罪した。
彼は快く許してくれ、何故か私と友人を、並んでいる他の客を待たせ、アトラクションの中に入れてくれた。
そのアトラクションは画面を見ながら床が揺れるってやつで、彼は私と友人を椅子に座らせると、
「日本に行ったら遊んでくれる?これが僕の連絡先だよ」
とご丁寧に住所など書いた紙をくれた。

他の客はこの間、待っているわけだよ。こんな勝手が許されるのであろうか?

もちろんこの彼とはこれ以来会っていない。
最近の韓国男優ブームを考えると、この彼と本当に連絡を取り合っていれば楽しいことになったかもしれんと思うのである。

この彼、冬のソナタのサンヒョクに似てた印象があるよ。今何してんだかね。

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