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Dec 27, 2007
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カテゴリ: ニュース
「精神障害者」と「精神異常者」は違う

 厚生労働省の障害者白書(平成18年度版)によれば、統計の取れる「精神障害者」が250万人を超えた。精神科に通院していない事実上の「精神障害者」を含めると、300万人は軽く超えるというのが医療現場の人間の感覚であり、実質、国民の40人に1人は「精神障害者」という状況である。近年、日本、英国、オランダなど先進国の皇室、王室関係者(元関係者も含む)にも精神疾患保有者が見受けられ、そのイメージは確かに以前よりもプラスになって来ている印象を受ける。だが、本質的にその負のイメージは消えていない。

 マスコミ、世論の最も致命的な認識不足は、「精神障害者」は「精神異常者」である、という一般論に表れている。

 近年、最も社会に大きな影響を与えた無差別殺人事件に附属池田小事件がある。

 犯行当時、犯人の宅間守(2004年、死刑執行)が過去に精神科への通院・入院歴があるために、ほとんどのマスコミ及び有識者が彼を「精神障害者」であると断定し、裁判の是非は「精神障害者」に「責任能力」があるかどうかが焦点となった。しかし、2度にわたる精神鑑定の結果、下された判決は「責任能力あり」であり、「精神障害者」ではなく、法的には「一般人」扱いの上での処刑であった。

 鑑定結果を受け、公判中に宅間の障害は、「身体・精神」から、「身体・知的」に変更されている。通常、犯罪白書等で「身体・知的障害者」は健常者扱いなので、「一般人」扱い、と先に記したが、厳密に言えば、「知的障害者」扱いである。逮捕当時に見せた「精神障害者」の素振りは、罪を減免するための詐病であったことが本人の供述からも明らかである。

 この事件で浮き彫りになったのは、国民の間に未だ根強い、「精神障害者」=「精神異常者」という認識である。しかし、これは大きな誤りである。

 「精神異常者」が「精神障害者」でもある可能性は、確かに完全には否定出来ない事実だ。しかし、「その逆」は当然だがあり得ない。むしろ、池田小事件だけでなく、地下鉄サリン事件、市川一家4人殺人事件、女子高生コンクリート詰め殺人事件、名古屋アベック殺人事件等、世間を震撼させた多くの異常犯罪の犯人たちは、精神になんら疾患を持たない「一般人」(未成年も含む)であることはしばしば不問に付され、「精神障害者」問題に大きな誤解を招いている・・・・・。





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Last updated  Dec 27, 2007 04:44:36 PM
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Re:改まらない精神障害者への誤解(12/27)  
☆momo☆8781  さん
理解したいっていう気持ちがないと難しいですよね・・・誤解が解けるといいな~ (Dec 27, 2007 09:43:22 PM)

ありがとうございます。  
taro230749  さん
そうですね。

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