たろりんの“ウィスラーだより”

たろりんの“ウィスラーだより”

大学時代


《大学時代》


またトロンボーン吹けるかな…、と淡い期待を抱いて入学したものの、
学内オーケストラ、吹奏楽部、ジャズ研、軽音楽部…、
すべて「自分の楽器を持ってないと…」、という事実に直面しました。
今までは学校にあった楽器やOBから借りた楽器を使っていたので、
私は自分の楽器を持っていませんでした。
いっそ買ってしまおうか…、とも考えましたが、
トロンボーンはちょっとしたものでも30万円以上。非常に高価なのです。
もちろん私にそんな大金はないし、買ってしまっても家では練習できないし…、
などと両親にも反対され、結局諦める事になってしまいました。
でも自分にとっては、高校3年間の吹奏楽部での熱心な活動で
完全燃焼したような気持ちもあったので、さほど未練もなかったように思います。
結局、それまではほとんど縁のなかったスポーツ系、
テニスのサークルに入って大学生活をエンジョイしたのでした。

大学1年生の時、 Michael Jackson 『Dangerous』 というアルバムをリリースしました。
それまではMichaelにはあまり興味のなかったたろりんですが、
友人がこのCDを貸してくれて、初めて彼の音楽をまともに聴きました。
「なにコレ、カッコイイじゃん…。」
無性に自分もこのアルバムが欲しくなってしまい、
友人に返す前に自分用にも同じものを買いました。
折りしも、Diana RossをキッカケにMotownをはじめとする
Soul/Black系の音楽にこり始めていた私。
たて続けに、 『Off The Wall』 『Thriller』 や、
Jackson 5 のベストアルバムなどを買い込みました。
これをキッカケに、たろりんは Michael Jackson の大ファンになっていました。
彼は当時すでに、繰り返される整形手術により顔が変わり果てた事で
世間からは"変人"扱いされていて、
私にとってもそれがそれまで彼を敬遠していた理由でした。
でも、彼の音楽を聴いていくうちに、
「この人は天才かも…」と思うようになっていました。

かたわらで熱中していたのがアルバイトです。
1年生の時にはピザレストラン、2年生から卒業まではビアレストランで、
せっせと小遣い稼ぎのためのバイトをしてました。
稼いだお金の大部分はテニスサークルの活動費用と、CDの購入に充てていました。
この頃には、近場にも"HMV"や"Tower Record"などの大型CDショップが進出してきて、
私はひと月に少なくとも3枚以上のCDを買っていました。
私は特にHMVのファンで、ポイントカードを作っては
毎週水曜日のダブルポイントの日を狙って買いに行きました。
当時の私の手帳には、CDを買った日にはそのCDのタイトルが日記のように書き込まれていて、
年末になるとそれを見返しては「今年はこんな音楽をよく聴いてたな~」
などと思い起こしたりしたものです。
それこそ手当たり次第に、ラジオなどで耳にして、
「この曲いいな」と思ったら即、アルバムで買ったりしていました。
ヒットチャートを賑わせている曲、
いわゆる"名盤"と呼ばれる有名アーティストのアルバム、
店頭で見付け衝動的に買う"ジャケ買い"も。
HMVの視聴コーナーに長居して、アルバムまるまる一枚、
最後まで聴いてしまうなんてこともありました。

気付けば私の部屋の本棚は、本を収めた段よりも
CDを収めた段の方が徐々に増えていました。
どうにか整理できないものか、と考えた私は、まるでCDショップのように、
アーティスト名をABC順に並べて収納する方法を思い付きました。
改めて並べてみると、本当にいろんなジャンルがごちゃ混ぜ(笑)。
"A"の最初は ABBA から始まって、 Alanis Morrisett
Aretha Franklin など。
"B"は Beatles を中心に、
Bangles Beach Boys あれば BOWY もある。
"M"なんか Maddonna もあれば Michael Jackson もあれば 松田聖子 もある。
"P"には ピチカート・ファイブ のとなりに Prince
そうかと思えば Frank Sinatra のベストもあるし、
J.S.バッハ のオルガン名曲集もある。
「ノンジャンル・ノンカテゴリー」という言葉を思いついたのもこの頃です。
「そうだ、ジャンルや時代に関係なく、良いと思ったものは良いのだ。」と。


♪NEXT♪



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