訂正81日間北米貧乏旅行記 再び

前書き

 以前この北米貧乏旅行記を少し書き始めたことがあったが、とても最後まで書き切る自信がなく、しかも最初の数日分を入力しただけで力尽きてしまった。もはや、これ以上は・・・・・・・。と、思ったものである。
 さらに言えば、その旅行時の私の装備は典型的な貧乏旅行者のものであり、記録するための機材、カメラもなければムービーもない、ガイドさんや同行者もいない。もちろん言うまでもなく予算もない。と言う粗末極まりないものだった。「こりゃ、もう、アメリカ行ってないに等しいな」と普通の人なら判断するだろう、そういう旅だったのである。私の心の中にも『この旅のことについて、これ以上記録する必要はない。ゴミだ。』という思いがあった。
 しかしながら、ここに至って急になにか書きたくなってしまった。
 そんなわけで(どういうわけなんだか)、少しやってみる次第である。
 誰からも望まれず、期待をもされていない中での作業なので、どうなるか分からないが、とにかく再チャレンジしてみようと思う。
 昨日の晩ごはんの内容さえ忘れてしまう私の記憶力で、数年前の出来事をどこまで書き込めるか分かりません。
 とにかく、よろしくお願いします。
 文章力がない上に、乱筆乱文で失礼いたします。 





 ご存知の方も多いと思うが、2001年9月11日、ニューヨークのワールドトレードセンターに2機の飛行機が衝突したと、テレビなどマスコミにより報じられた。
 私がその事実を知ったのはちょうど寝起きの時であり、寝ぼけ眼でぼやーっとテレビ画像を眺めていると、白銀のビルからもくもくと上がる煙、その粉塵から逃げながらリポートする現地の人。集結する消防車とそれを見守る人々の画が目に入ってきた。なにか映画の撮影とか合成編集であろう。うまいことぶつかるなぁ~。これはほんとに現実の出来事なのか?という半信半疑の思いと、私のアメリカ旅行の計画はどうなってしまうのだろう・・・・と、複雑な思いがこみあがってきた・・・・・・。
 弟にもこのニュースを知らせるべく部屋まで行きその旨を告げると、『何を今さら言っているのか、そのニュースはずっと流されている。』という内容の返答であった。
 実は私はその事件が起きる以前より高層建築にハマっており、図書館で借りて来た旅行ガイドブック「地球の歩き方」や「個人旅行」などの写真を見ては、『シカゴのシアーズタワー、ニューヨークのWTC・ロックフェラーセンターを見に行くのだ』などと周りのものに吹聴して回り煙たがられていた。
 そして今でもそうなのだが、マレーシアにペトロナスツインタワー、香港・上海などのビルに思いを馳せている。
 お金もないし、ぜひアメリカで働かせていただきたいと思っていた私は、就労ビザを発給してもらうべく、アメリカ領事館まで用紙を取りに行き、5400円を払ったのはいいものの、結局観光目的で渡米することになってしまった。
 楽しみにしていたワールドトレードセンターも瓦礫とショベルカー・解体車両を見るに留まり、シカゴのシアーズタワーも雪の中寒さに震えながら見ることになるのである。
 かたちあるものはいつかはこわれる。とはよく言ったもので、旅行中に出会った中国人の方からいただいたなにやらあずき入りの飲み物も、冷蔵庫の上に置いていたらいつの間にかなくなっていた。誰か食べたのだろうか?ボストンでゲットした新聞、シカゴで手に入れた無料冊子もどこかへ行ってしまった。この調子でどんどん私の北米旅行時の記憶もどこかへ行ってしまいそうである。たいした事じゃないし、別にどうでもいいじゃないかという気もしないでもないが、思い出として少しは残しておきたいのである。
 手元にある数少ない手がかり、アムトラックのチケットの残り、パスポート、航空券のコピー・・・・・そう、この飛行機スケジュールにもまたハプニングが潜んでいるのである。ハプニングというより悪意ではないのでしょうか?
 そんな間違いだらけの駄文をこれから書き綴ていくつもりです。



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