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商品アイテムを増やしていったり、決済方法を、特にキャッシュレスの電子マネーをあれもこれもと利用できる〇〇ペイを増やしたり、店舗だけでなくネット販売だったり、代理店販売を始めたり…。
こうしたことは決して悪いことではないけれど、税理士事務所のお客さんって、小規模な事業所がほとんど。資本力も乏しい、人員も少ない、そんな中で、あれもこれも実行できる資金も労力も時間もないのが実情だと思うのです。
中には、スーパーマンのような人もいるから、誰もがあてはまることではないけれど、どっちつかずで結果が出ないことの方が多いのではないか。
売上がほしいのはわかる。
だけど、結局のところ、余力がない中で、うまくいくわけがない。
うまくいっていないということは、資金的にも余裕がない場面になるわけだから、手を広げても結論は見えているようなもの。
本来は、次の打ち手、次の商材、次の戦略というのは、順調なときにこそ準備をしていくべきであり、目先の売上ばかりを追いかけるようでは、先行しているライバルたちにかなうわけがない。
そうはいっても、コロナ、ウクライナ、円安、それに伴う物価高…。
分かるのだけど、自社が得意な、そしてこれまで実績を上げてきたところで、少し視点を変えてみる、既存のお客さんだけでなく、売り先の間口を広げてみる、もっともっとその製品・商品・サービスを深堀してみる、ことのほうが現実的で、結果が出やすいのではないかと。
そもそも、限られた資源(資金、労力、空間、時間)では、多品目・多数量を扱うことができないのです。それなりの資本力のある会社でも、アイテム数は絞っている。
あれもこれもというような「百貨店」はかなり以前から衰退しているではないですか。
また、専門性が高いほど、その単価も多くなる傾向にある。
広く薄くというよりは、一点突破!
もったいないよな…というお客さんが何軒かあるのです…。