わたしのブログ

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 後でわかったことだが、女性が大事な下着を行為でくれただけのことであるが男性が快く使った。一見つまらないことだが、女性の身になってみれば非常に親しみを感じるそうだ。私は三十一歳、千鶴ちゃんは十三歳、このことは後で書くことにする。

風呂を出て白いネルのゴムの入っているズロースを穿いて女のセーターを着て、変な姿で台所へ行くと、お爺さんが「さぁ、さぁ、サンルームへいってリンゴでも食べてください。」と言う。明るい部屋で天気も良いしリンゴを食べているうちに眠ってしまったらしい。

そのときの姿がよほどおかしかったようである。内地に引き上げたいまでも北村さんの家に行くと三十七、八年も昔のことを思い出して笑うのだ(今は京都にいる。君枝と言う奥さんがお婆ちゃんになって未だ存命で百歳になったと知らせてきた。)。そのときのサンルームでの姿は、片手に一口大に切ったリンゴを持ち女の下着を付けて大の字になって寝ていたそうだ。私はだいぶ疲れていたのだろう。

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