ビタミンとは その2


著者は米国生まれの医師で病院長。


今日のテーマ 「 ビタミンとは その2 」


ビタミンの必要量 )

米国科学アカデミー食品栄養委員会は
勧告食品許容量(RDA)を設定して、
ビタミンとミネラルの必要量指標を定めた。

しかし、
同委員会はその指標が、
個人にとってあくまでも参考程度のものであると指摘している。


個人差があり過剰摂取の可能性も )

ビタミンの必要量は人によって異なるが、
RDAの指標は
その上限に近いところに定めてあるため、
人によっては過剰になるおそれもある。

実際、
特定のビタミンに対する必要量は、
人によって、
40倍もの差があるという研究がなされているほど。


サプリメントは安全とはいえない場合も )

あるビタミン類、とくにビタミンAとDは、
高濃度になる毒性を発揮することがあるので、
栄養補助食品としてのビタミン剤は必ずしも安全とはいえない。

ビタミンA・D・E・Kといった
脂溶性ビタミンは毎日補給する必要はない。
(それは)身体に蓄積されるからである。

しかし、
ビタミンB群やCのような水溶性ビタミンは
余剰量が排泄されるから
毎日摂取できるわけである。



感想 )

米国の素晴らしいところが、
この委員会の定めたRDAのような科学的な事実を重んじるところです。
どこかの国のように、
基準の科学的根拠がはっきりしないのとは全く異なっているようです。

さて、素晴らしい働きをするビタミンですが、
やはり、課題もはっきりしてきました。
それは、人の身体の個人差があることに起因しているというのです。

ビタミンの必要量が40倍も差がある場合があるというのですから、
普通に暮らしている我々一般人にとっては、
その必要量が適正であるのか否かは判断できないでしょう。
なかなか、悩ましい問題ですね。

今のテレビでは料理番組が花盛りです。
まさか、ビタミン剤を使ってはいないようですが、
豪華なメニューに含まれる
各栄養素やビタミン・ミネラルについての
説明をしている番組はみたことがありません。
これは、はっきりいって、片手落ちなのではないだろうか?

番組視聴者が全て健康に問題のない人ばかりではありません。
ひょっとしたら、自分にとって過剰なビタミン摂取になる
可能性のあるメニューかもしれません。
やはり、
料理は人任せではいけないということになりそうです。

そうだ。
わが国の最も普及している完全穀物は玄米ですから、
主食の玄米でほぼ栄養のバランスは整っているので、
メニューは、
男女別、年齢別、季節別、
持病のあるなし(本当はこれが一番知りたいtころですが)
番組としては、面白くないということになるのでしょうかね。
あー、
何だか料理番組って味気ない気がしてきました。

せっせと、
自分で手料理のメニューを増やすことに努めます。
どうやら、
「自分の健康は自分でお願いね」ってことになりそうですね。

うーん?
お料理番組は何であんなに人気があるのでしょうか?
これって不思議なことだと思います。



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