ビタミンDの一日の摂取量について 


著者は米国生まれの医師で病院長。


今日のテーマ 「 ビタミンDの一日の摂取量について 」


ビタミンDの一日の必要量 )

・ビタミンDの一日の必要量は400IU(国際単位)
・一日の必要量はは一般的指標であり、人によって異なるので、
 そのまま摂取すると、過剰になることが多い。
・原則として、乳児及び児童は
 成人より多くのビタミンDを必要としている。
・(それは)健全な発達にはより多くの
 カルシウムとリンが必要だからである。

一日の必要量と日光浴との関連 )

・一日の必要量に達するには
 どのくらい日光浴をすれば良いのかを決めるのは難しい。
・所定時間内では、
 肌の色が薄い人の方が、濃い人よりも 
 多くのビタミンDを作ることになる。
・(それは)色素が太陽光線をさえぎる防壁の役割をするからである。
・北部に住むアメリカの黒人は太陽に当たる時間が少なく、
 ビタミンD欠乏症を呈することがある。
・その結果、黒人をはじめとする有色人種は
 ビタミンDの定期摂取が必要

一般的な白人の成人の場合 )

・昼休みの一時間と週末の数時間、日光に当たるだけでよいとされている。
・ビタミンDは脂溶性で体内に蓄積されるため、
 毎日補給する必要はなにのである。

乳児や幼児の場合 )

・乳児の場合は、母乳で充分にまかなえる。
 ただし、授乳中の母親は必ず一定量の日光を浴び、
 乳児に必要なだけのビタミンDを確保しなければならない。
・あまり日光に当たらない幼児の場合も、
 発育のためには口からビタミンDを摂る必要がある。
・幼児の発育が遅かったり、クル病様の症状を呈したときは
 必ず医者に相談して欲しい。
・医者はたぶん、肝油(小さじ半杯から一杯で十分)か
 低脂肪乳製品を摂る様に勧めるだろう。

食卓に魚料理があれば、
家族全員がそれで十分なビタミンDを補給できると考えて良い。


感想 )

先日、ビタミンDを太陽のビタミンと呼んだとおり、
いかに、日光浴が大切であるかが解説されています。
それも、肌の色や成長段階によって、
日光を浴びる時間まで異なるので、
十二分な注意を要することを指摘しています。

一つ気になるのは、
太陽光線の強弱によってどのように変化することがあるのかないのかが
一切、触れられていないことです。

瞳の色の加減で、紫外線に弱くとても繊細な白人は、
いなせな伊達でサングラスをつけているのではありません。
紫外線から眼を保護することに神経を使っているのです。
また、シミになりやすい体質であることや
皮膚がんも極めて多いということが知られています。

以上のとおり、
太陽はビタミンの最大の補給者であると同時に
UV対策が大切なことを忘れるわけにはいきません。

真夏のバカンスと
真冬のスキーによる太陽光線の強さは気になります。

ビタミン摂取の一日必要量が
白人に比べて長い時間を要するのが我々日本人です。
昨今では、ビタミンD補給のためよりも
シミやソバカスの原因となることから
UVケアに注意が向いていることが気になります。

何とも太陽は
一長一短の難しい存在ではあります。
今年は、原発による放射能汚染まで気にしなければなりません。
その上、本来は必要のない停電防止のために
節電意識が過熱して、
熱中症にならないようにしなければなりませんね。


次回に続く。


   テーマは 「 ビタミンE 」


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: