天然仙人とその世界

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数珠



真言宗の数珠は、百八つの珠が付いており、五十四ずつに分かれている。

真言を一回、唱えるたびに数珠の珠を一つずつずらしていく。
五十四のところまできたら、一旦止める。
そして、今度は、いま、繰ってきた方向へ逆戻りしてゆく。

このようにして一往復すると百八回である。
この”百八回を百回とみなす”のである。

百回が終わったら、母珠の房の小珠を一個繰り上げる。

また最初から、数え直し、百回ごとに百の単位の小珠を繰り上げていく。

小珠は十個。

全部繰り上がれば、千回真言を言ったことになる。
これが、千の単位である。


数珠が無い場合、自分で工夫して作ることも考えよう。
近頃では、ダイソーなどの100円ショップに、似たような数珠を置いているのでそれでも構わない。 


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