2001年に日本でしし座流星群の大出現があった前後から、流星についての情報がマスコミで大きく取り上げられる機会が増えたようです。もっとも、星見仲間のジンクスに「マスコミが取り上げると現象がしょぼくなる」というのがあって、ちょっとコワイのですが。流星は日食や月食と違って、不確定要素が大きい天体現象の一つなのです。このページでは流星を見る前に、流星っていったい何者なのかを書いていきます。
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まず、左の図を見てください。太陽系には地球のような惑星や月のような衛星(惑星の周りを回る天体)、惑星より少し小さいサイズの天体である小惑星、時々不定期に表れる彗星などが存在します。このうち、彗星は惑星とは違ってかなり細長い楕円軌道を描いています。(惑星は限りなく円に近い楕円) 彗星は、「汚れた雪だるま」と形容されるように、水分やいろいろなガスが固体になったもの・細かい岩石などがひとかたまりになっている天体です。太陽から遠く離れたところにいるうちは成分は固体なのですが、太陽に近づくにつれて熱でガスが蒸発したり化学反応を起こしたりして光るようになります。彗星からさまざまな成分が、軌道上にまき散らされることになるわけです。 彗星が通り過ぎてからも、まき散らされた物質は軌道上に漂います(ちょうど、トラックなどが通った後の土ぼこりを連想して頂ければ…ちょっと違うけど^^;)。この漂った物質が、地球の大気圏内に捕らえられ、大気との摩擦で発光するものが「 流星 」なのです。 軌道上に漂っていた流星の元になる物質( 流星物質 )は、やがて長い時間をかけてちりぢりばらばらになりますが、周期的にやってくる彗星が元気なうちは、彗星の軌道上にかなりの物質が残ります。この塊に地球が突っ込んでいく形になるので、ある特定の時期にたくさんの流星が流れるように見えるのです。これが「 流星群 」で、流星群に所属している流星が「 群流星 」。群に所属しないものは、ちりぢりばらばらになった物質が散発的に飛び込んでくるモノで、「 散在流星 」と呼んでいます。 |
| (画像準備中) | 群流星は、次のような特徴があります。 (1) 天空のある1点を中心に流れるように見える 流星物質のあるあたりを地球が通過するとき、地球に飛び込む流星物質はみんな同じ方向に飛び込んできます。そのため、天空のある1点( 放射点 または 輻射点 )を中心に流星がばらまかれたように見えるのです。流星群の名前は、放射点のある星座で呼ばれることが多いのです。例えば、しし座流星群は、しし座のγ(ガンマ)星の近くに放射点があるのでそう呼ばれます。略称ではLeoγのように書いたりもします。(Leoがしし座の略称) (2) 流れた流星の特徴が似ている 流星物質の元は、彗星から蒸発したり吹き飛んだりしてできた物質でした。実は、彗星はそれぞれ成分が微妙に違いますから、流星物質も同じように成分がいろいろ違ってくるのです。流星群によって、粒が大きい粒子がある場合は明るい流星が多くなりますし、大気中に飛び込んだ物質の違いで流星の光が違って見えます。 |
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