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第一巻だけ視聴した。その範囲で感じた点を書きます。
イナズマン主題歌の動画映像
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・イナズマンを観ようと思ったきっかけは、動画サイトで観たOPとED。主題歌が格好良かったのと、バトルフィーバーJより更に昔の西新宿の光景が見られると思ったから。(二段階変身・渡五郎⇒サナギマン⇒イナズマンに変身する時の掛け声も印象的)。
しかしOPの途中から曲調が「少年少女合唱団」みたいになったのは何故だろう。ここだけは残念。
・OPの冒頭はその回に出てくる怪人が登場するので毎回変わる。
イナズマン

・昭和48年の西新宿(新宿副都心)高層ビル群。京王プラザホテルを始め、高層ビルが数体しかない。三井ビルがまだ建設中の時代か。映像には写っていないが、KDDIビルもまだ建設中。住友ビルは完成しているようだ。
上記高層ビル以外は原っぱや造成地、山を切り崩したような場所だらけ。何もない時代だったんだな。
・バトルフィーバーJは大体、事件勃発→変身→戦闘→ロボットと形式が決まっているけど、イナズマンの時代はまだこういった形式は無かった様だ。1つの話で3、4回変身したりする。
・バトルフィーバーJの怪人は始めからそれと分かる面白い系怪人が出てくるけど、イナズマンのミュータントロボット(怪人)は(1巻しか観てないけど)どれも大真面目。なのに「驚いたか?驚くのはまだ早い」「見たか。俺の力を」と言ったりして、どこか言動に愚かさが漂っているせいか、バトルフィーバーの怪人よりもある意味ギャグに映る。


・こ、この色々ボコボコとくっついた「少年同盟」の制服とヘルメットは・・・
ウルトラマンはよく知らないけど、この制服はそっち系では?前時代的に感じる(1960年代の代物というか。挨拶?する際、右手を挙げた時に出る効果音も古い)。
・イナズマンを援護する秘密組織・「少年同盟」がうまく機能していない(イナズマン以外に役に立つ人がいない)。もしイナズマンの誕生が遅れていた場合、少年同盟だけで新人類帝国ファントム軍団と闘っていたはずだが、このメンバーではとても倒せるとは思えない。
・イナズマンはあまり視聴率が良くなかったらしい(Wikipedia参)けど、理由はやはりこの制服と「少年同盟」では?渡五郎なんてどうせ闘う時はイナズマンになるわけだし、私服⇒制服に着替える意味がないと思う(私服は五郎が大学生である以上、必要だと思うが)。
・それと渡五郎・丸目豪作は大学生なのに、学校生活・日常生活の描写が乏しかった(後の話で出てくるのか?)のも面白みに欠けて視聴率を稼げなかった原因だと思う。
・五郎の学友・丸目豪作はいかにも昭和40年代らしいキャラクター(坊主頭に髭、学ランに下駄)。お笑い担当。もう少し戦闘で役に立っていれば、もっと存在感あるキャラクターになっていただろうに(一巻しか観ていないので、後の話で活躍するのかもしれないが)。バトルフィーバーJの時代になると、世の中が豊かになったせいか、既にこのようなキャラクターは登場しなくなっている。
・登場人物や場所ををうまく使いきれていないと思った。(上に挙げた丸目豪作や少年同盟もそうだし、キャプテンサラーは1話以来登場しない。4話の冒頭に出てきたおじさん(河合絃司)はゲストの関係者かと思っていたら魂を取られただけの人だったし。7話は遠出して浜松まで行ったのに、ホテルが映し出された以外は遊んだりといった観光アピールも無い。
以下は各話についての簡単な感想。
・バトルフィーバーJを見ていると、何かしてもらったら「ありがとう」、悪い事をしたら「ごめんなさい」という一定の礼儀作法が貫徹されていたが、イナズマン5話では兄をイナズマンが痛めつけたと疑っていた少年が「俺を殴ってくれ」と言っていた。まだ子供番組としての教育形式は確立していなかったのだろう。
・5話のミュータンロボット(怪人)にローンで買ったトラックを壊されて生活に困窮する兄弟の姿が妙に生々しい。(やはり貨幣価値が現在とは違うようだ。新しいトラックを買うのに50万円かかると言って困っていた。)
・6話。気が付くと寝台に固定されていて、おかしな風貌の連中に囲まれた上に「お前はこれから新人類帝国の光栄あるミュータントロボとしての手術を受ける」と言われたらそりゃビビるわな。
おまけに必要なミュータント人間の肉体の一部を世界各地から集めたと言って、ホルマリン漬け?された人間の筋肉や脳味噌、口や指を見せられたら、自分の体も切られると思い恐ろしさもピークだろう。
・7話は、(魂を乗っ取られた)先生の超能力に気づいた少年の態度が分かりやすすぎ。「少年同盟」の一員ならもっとうまく振舞わないとだめだろう。

サナギマン
(イナズマンに変身する前の姿)
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