じがじがじが




じがじがじが





なんでもない朝なのに、2才5ヶ月の次男の心は複雑だ。

あさっぱらから、アイスを冷蔵庫から取り出して食べる気になっている。
もう8時、タイムリミット10分前。
とても全部食べさす時間なんてない。
一カップの量を減らし、お皿に移し変えて渡す。これが気に入らない・・・・
・・・・憤慨し「アイスイラン~!」号泣し、お皿ごと床に投げつけた。
私もぶちっと線が切れる。
ここで負けて入られない。
「じゃあいらんのね。おしま~い!」次男の顔は涙でぐちゃぐちゃだ。
「アイスいるゥ~!!」
(ほらまた。始まった・・・・)
渡すと「いらないっ!」いる、いらない・・・の繰り返し。
彼も、もう後には引けないようだ。
結局は、しぶしぶ減ってしまったアイスを食べて満足?し、いざ出発だ。

っとここで、スムーズに行かないのが、反抗期。
「靴はく。」「はかない。」「自分でっ!」「はかせて~!」
「保育園いかない~。」「おうちいるもん!」
「おようふく着ない~。」
これでもか!これでもか!っと私をためす。
時間にせかされて、心がそこにないのは全てお見通しなのだ。

私は、彼に呪文をかける。
【だいじだいじぎゅ~う】・・・【だいじだいじぎゅ~~~~~~~ゥ】
真っ白の心で、抱きしめる。
その場限りのぎゅう~は、通用しない。


朝は彼にとっては、別れの朝。
必死で私の愛を確認する。
迎えに来ると分かっていても、土壇場まで悪あがきする。
「おか~さぁ~ん!だっこ!だっこして!」
自我を主張し自分の居場所を確認し、成長していく。
丸ごと愛を必要として。




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