ねんね






ねんね









これはね。
僕の親友なんだ。
これが、ねんねだよ。。。

こっそり、みんなに紹介するね。
名づけて、(ねんね)
いつもそう呼んでるんだ。

そうそう、僕の名はマサキ。
初めまして!
生まれてこのかた、2年と10ヶ月さ。

赤ちゃんの頃はね。お母さんが僕の全てだったの。
なんてったって、歩けないしさ。一人でおしっこにも行けなくてさ。
ミルクもぜぇ~んぶ。お母さんがくれたんだ。
う~。とか、あ~。とか必死でお話もしてね。
それで、お母さんと僕は一心同体だ!って・・・ずっと、そう思ってたんだ。

お母さんのおなかから生まれてきたんだから、そりゃ。当然でしょ。

でもね。
僕が歩けるようになって・・・・
それはそれは、オドロキの連続でね。面白くてね!
もっと、もっと広い世界があるって。知ったんだ!

ある時、すごいことに気がついたんだ!
《お母さんと僕って別の人間だ!ってことに。。。》

それから、僕は・・僕になっていく旅をすることに決めたんだ。

自分で、なんでもチャレンジもしてみたい。
できなくても、なんでもやってみたいのさ。
(ちょっと時間かかるらしいけどね)
自分で、何でも決めたいのさ。
(結果は、どうであれだよ。)

お母さんや、お兄ちゃんに先越されると、もうチャレンジャーじゃなくな
るから・・・・
とにかくくやしいんだよ。
もう、顔がくちゃくちゃになって怒るね。
(だって、僕はここにいるんだからさ!)
僕が、僕になっていく為にはね。それは、今とっても大切な事なんだ。

でもね・・・・
ほんとはね。
そんなこといってても、まだ心はとっても・・・複雑なんだ。
だっこだって、まだいっぱいしてほしいしさ。
一番大好きな、お母さんには、いつも見ていてほしいんだよ。
全部受け止めてほしいんだ。

ワンステップ踏むためには、すごいパワーがいるんだ!


そうそう、話をもとにもどそう。
僕は、トーマスや電車が大好きなんだけど。
ねんねは、特別な存在なんだ。

大嫌いな朝は、ねんねを保育園に持っていく!って決めてるんだけど、カッコ悪いら
しくてね。
もう、中綿が出てきて、薄汚れてしまってるんだ。
みんなは、僕を見て「ぷっ!」って笑うんだ。
お母さんったら、あんまりに汚いからって・・・
新しいの買ってきたりするんだから。
僕の気持ちぜ~んぜん分かってないね!!
でも、気にしない。
大事な親友だからね。

朝、お母さんとバイバイ♪する時も、
これがあるとがんばれるんだよ。
それで、自分から先生にちゃんと渡して、あずかっておいてもらうんだ。
だから、もうこの頃は、泣いたりしてお母さんを困らせない。
(すごいでしょ!)

ふだんは、ねんねのこと・・・忘れてるんだけどね。

悲しい時、寂しい時。心細い時。
ねんねが、お母さんの次に、僕に力を貸してくれるんだよ。

どう?
ねんねって、すごいでしょ?
親友だから、もう少しだけ・・・・手放さないつもり。
僕がお兄ちゃんになったら、貸してあげてもいいよ!

今日は、僕の長~~~~いお話に最後まで付き合ってくれてありがとう(^^)
お母さんが、日記のネタがないから、僕に書いといて!
なんていうもんだから。。

マサキより。




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