日本だけでなく世界も大好き　忍者富士丸

　まりちゃんと・・・じゅんちゃん

この話は拙者の友人から聞いた話でござる・・・

友人、ひろ丸はある日、忍者会社（ぇ　の研修で東京へ行ったそうな・・・

「東京は人口密度が高くてほんとまいっちゃうよ」そうボヤキながら、

人でごったがえした山の手線にゆられ、つり革につかまってボンヤリとしながら、

「今晩の寮の晩御飯はなにかなぁ～」と思いをはせていると、

突然、うしろの方から、大きな声で・・・

「マリちゃ～ん！今日は大変だったねぇ！マリちゃ～ん！！おつかれさまねぇ～！！！」

どこかで聞いたことのあるダミ声（ハスキーボイス）だなぁと思い、

振り返ってみると・・・

のわんとぉ～！！！　 夏の風物詩の怪談話でおなじみの、

稲○じゅんじさんと鳥○マリちゃんでわござらんかぁぁぁ～！

まるでなにかにとりつかれたかのような目をした（失礼。）じゅんさんは、

乗っていた車両全体に響きわたるような大きな声で、

「マリちゃ～ぁん！！おつかれさまねぇぇぇ～！！！」

一方のマリちゃんは、頬をかすかに赤らめながら、到着した駅で、

まるでじゅんさんの声を振り切って逃げるかのように、はずかしそうに、うつむきながら

ホームの階段を小走りにおりていったそうな・・・

それを見ていた友人ひろ丸は、心の中で、

ホーム全体に響き渡るこえでぇぇぇ！！！ 」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

と思いながら、たいそうほくそえんでいたそうな・・・