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2010.01.27

下記の相談が掲示板に寄せられたので、ご本人に掲載の了解をとった上で

＞不景気による生活の不安やストレスで落ち込んでいたところ、
彼がなぜか自分のせいだとプレッシャーを感じるようになってしまい、
別れ話を持ちだされダブルでショックを受けています。
＞私の問題は生活への不安であり、彼との関係とは無関係だと説明をしたのですが、逆効果。
＞訳が分からずどうしたらいいか分かりません。
＞
＞勝手に自信をなくしてしまった様子の彼をいったいどう対処すればいいのでしょうか？

＞悲しくて何も手に付きません。。
-----
それはお辛いご経験でしたね。
さて、人間関係、あるいは恋愛でとても大切なことなのですが、
皆さんは理性で色々会話によって処理をしようとしているでしょう？
つまり｢説得」なんです。でも恋愛、あるいは人間関係で大事なのは
｢感情」なんです。それなのに感情の事柄を
｢理性」で分かろうとしている、そこに無理があるんです。
人は恋をするのも、対人関係で問題を解決したいのも、問題が起きるのも、
感情が絡むからです。それを先ず知ることがとても大切です。
それで、彼の感情は、｢自分には弱いところがあって、

自分のせいだとおもう癖があるから、相手が落ち込むと自分も
落ち込む、それは自分のためによくないので避けたい」という
気持ちです。
これは、いずれ彼が整理をするにしても
ご自身の癖なのですし、あり方なんです。

そして自分の問題あなたと関係ないじゃん？｣といわれたって
彼の今のあり方、感情なのですから、それは尊重をする必要があります。
片や、彼女が説得をしようとしても、｢自分は別れたくない
だから彼が今考えていることを見直して大丈夫ではないとおもっているのを変えて
大丈夫だとおもって欲しい｣という感情なんです。
それとわけが分からない、なぜ急にという納得がいかないお気持ちもおありなのでしょう。
先に伝えたように、恋愛は感情をよく知る必要があって
感情を動かせば恋愛にもなるし、感情を知らないと
問題が分からなくなることもあります。でも女性の皆さんがやりがちなのは
理性で整理をしようとして相手を説得しようとしてしまうことなんです。
ご自身でさえ、｢彼と別れたくない～｣という感情があるのだとしたら
そしてそれが、どんなに他の人々の正論で説得をされたところで
変えられないとしたら、相手だって同じように
｢だって相手が落ち込むと辛い～自分が責められている気分になる～
そうすると落ち込むから離れたい～」というのは、今の正直な彼のあり方なんです。
この女性が、今すぐにそんな男性とは別れて
他の人を探しなさいといっても今は心が追いつかないように
彼だって理性で説得をされてもどうにも動かない｢責められているみたい
自分が悪いように感じる、しんどい｣という感情は
理性では｢彼女も辛いんだろうな｣と分かっても受け止められないのです。
それは丁度今あなたが
｢他に男性がたくさんいるじゃない(正解）」
「もっといい人がいるよ(正解）」それらが本当に事実だとしても
感情がそちらにいけないのと同じなんです。
だから、先ず、彼はとても弱いところがあって
愚痴られて辛い状況を言われるとすごく落ち込んでしまう癖があって
それに入ると出にくくなることを理解して
それと同時に、あなたとのお付き合いはひょっとしたら
何か支えあうような人間的なつながりができておらずに
彼の方では楽しく明るい付き合いを求めていたこともあるのかもしれません。
それらを理解し、彼がいったん苦しいようなあなたを見ると
鬱々としてくるという事実があって、そうなると
気持ちが落ち込むので、説得をしても難しいことを理解したうえで
何をするか、ではないでしょうか。
あなたが対話をしようとしてるのは｢感情｣であって理性ではありません。
だから説得ではなくて、あなたが落ち込むと
なんだかしんどいなあ、自分のせいみたいだ
鬱々としてくる、という個性をしって、どうしても
つきあいたければ、その彼が、どうしたら安心をできるかを
探してみるということをするのが大事になるんです。
でも潜在意識はとてもよく色々知っています、たとえ意識が
その関係を続けたくても、潜在意識はその関係が無理だと切っていることはよくあります。
彼にとっては、今の彼では、あなたとの関係で、あまり暗く鬱々とした感情を持ちたくはないので
自分がもう少し
成熟をしたり、自分なりに自信をつけないと、お付き合いが難しい時期なのかもしれませんし
そうやって自分が自信をつけていってもやっぱり
落ち込むということは苦手なので、飄々としてる人の方が楽なのを今学んだのかもしれません。
あなたにとっては、彼といると、自分が愚痴ることさえできずに
彼はあまり問題に深入りしたり、されたりするのが好きではなかったりして、
先々もう少し支えられる関係ではないと無理だと知っていて、長く続けてもお互いに
幸せではないからこそ、無意識なレベルではこの関係は無理だと
別れを決めていることもあります。
もう一度そんなことから彼を理解してみてください。
もう一度そんなことから自分自身を理解してみてください。
彼と別れるのが嫌な自分、
でも彼は自分が辛い時に辛さを分かち合う余裕がない彼であること
その彼といて本当に耐えられるほど自分が強いのかどうか
それをしたいのかどうか、そのうちに自分ばかり明るく演じていたって、
彼に支えられたくなって
怒りが爆発したり、それであればもっとよい彼がいるのではないか
ご自身が彼といたら相当に強くてどんな困難も笑っていられる
彼の弱さは気にせずにいられる、そんな女性像が本当にあなたにとって幸せなのか
どうか
そんなことが自分が本当に目指していることなのかどうか
彼も彼で、ひょっとしたらあなたとは楽しく明るい付き合いが
素敵だなとおもう時期があって、でも本当に今
ああ自分は弱い人間なんだ、一緒にいる人は、
なんだか困難をあまり困難とおもわない人だったり
あまり感情的にならないで飄々とあっさりした付き合いが好きだったり
色々話されると自分を責められている気がしてしまうので
無理なんだと自分の個性に気がついた時期であるのかもしれません。
もし、それでも彼と一緒にいたいとしたら
彼を説得するのが解決策ではなくて
｢どうしたら愚痴ったら不安になる彼を安心をさせるか」ということです。
説得や話ではないんです、行動によって
彼が｢ああ本当に心配事がなくて、楽になったなあ」と思えるかどうかなんです。
そんな自分になれるかどうかになりますし
彼がひょっとして感情的に｢落ち込まれると、すごく辛い
自分が悪い気がして、鬱々としてこれは楽しくない
自分にとっては負担過ぎる｣と判断をしていたら
やはり彼にとっては｢自分はこういう人間でこういう人ではないと無理だ」という
ことを学んでいるので、あなたとのお付き合いはしたがらなくなります。
人は、不思議なことに、その人といて好きだ楽しいとおもいますが
付き合いで学んでいるのは｢あれ、こういうタイプは好きだけれど
自分にはこんな個性があるのでこっちの人だと本当にぴったりくるな」ということを
付き合ってしか学べないこともあるのです。
よい悪い、では無くて、もっとあっさりとした付き合い方が彼は好きなのかもしれません。
これは本当に個性で、愛情の受け止め方ってそれぞれ違うんです。
個々人がすごく違うのですが、その違う中で
許せる範囲範疇に入る人々が相性があう人々になります。
自分たちの問題は自分たちで解決をして、それで飄々と支えあうのがすき
嫌だなあとおもうことには余り目を向けたがらない欠点があるけれど
そういった欠点をお互いにカバーできような人ということになるでしょう。
そんな事柄はその人の本質の部分になるのでよい悪いではなくて
本当に合う合わない、があるんです。
もっともっと色々話をしたい人もいるし
自分が相手を支えられることが誇りの男性もいます。
でも彼は、色んな苦難があるとちょっと逃げたいタイプだということです。
彼自身も今の体験から成長をしていかなければならないでしょうし
あなた自身もご自身の問題に自分で立ち向かえる事柄をしていったり
愚痴ではなくて支えあうということも学んでいく時期にもきているように
おもいます。
愛情は完璧になって得られるものではなくて
お互いの相性があります。色々整理をしていくにしても
そうしたら範疇が広がったり同じように整理がついている人と出会いやすいにしても
欠点と長所はその人の中で結びついていることもあって
どうしても大事になってくることもあるのです。
そしてそれらは付き合って自分を学ぶ中で
見つけていくこともあるのです。
今のあなたが彼から何を学び
そして今の彼を知った上で
何を選ぶかを決めていく時期にきていますから
よい選択をしてみてくださいね。

キャシー天野

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