thinkingmanの日記

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「ある画家」


山の写生を おえると/その画家は/山に/ていねいに おじぎをした/湖の むこうの山に/きちんと/ぼうしを とって/わたしは 生まれてから/人びとのあいだにいて/気づかないまま/なんまんかいの ありがとうを/いわずに きてしまったのだろう

(はたち よしこさんの詩『また すぐに会えるから』大日本図書・2000年より)

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