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■でいよいよ明日は北京。 ・・・実を言うとこの記事は帰国後に書いている。■私は予め残った寮費(約三万円)を払い、部屋とADSLの敷金(合計約一万円)を受け取ろうと目論んでいた。▼理由は中国での事務手続きというのは、日本の数倍の「お役所仕事」で、誰も“責任者”に成りたがらない。 つまり、「誰か権力を持つ人に命令されてやりました」と言う状況をセッティングしない限りなかなか動いてくれないのである。特に今回のような、個人の事情なんかは。■そこで先ず困ったのが、私が宿泊している天津中医学院のホテルで、「財務課の担当が夏休みに入っている」と言う。 普通なら、それがどうしたとホテルのフロントにカネを渡せば済む事なのであろうが、同じ財務課で椅子に座ってる3-4人の誰もが財務課の仕事をしたがらないのだ。 受け取りたく無い人にわざわざ金を遣る必要は無い。 私は“それではお金を受けとる準備が出来たら連絡を下さい”と捨て台詞を残して帰国してしまったのでした。■と言うのは冗談で、しかし、私の部屋には次に一人日本人が入居する予定だったので、迷惑がかかっても詰まらないので“私は明日の早朝帰国する予定だが”といい始めるとついに渋々中国特有のずり落ちた大きなメガネを鼻と眉毛で引っ張りあげるようにしてこちらを睨んだ。 「だったら学校総合本部の財務課で支払って来い」と。 “テメーが本部に渡して来いや!”と思ったが、そうすると今日中には話がまとまらない予感がしたので、事務所が閉まる前にダッシュしたのだった。■そこでまた敷金の返還に当たっては、信じられないぐらいの大冒険をしなければならなくなったのであるが、もう私本人としてはリアルで『ドラクエ』をしている気分に成れたのであった。■ADSLと飲料水についても、本日中に部屋の退去手続きをしたかったのであるが、なんとホテルか天津の地域の電話機が不通。今日に限って。 リアル『ドラクエ』ですっかり面食らってしまって、“なかなか「話し中」が解けないなぁ”と言っている内に、営業時間が終わってしまったのであった。■ついでに翌日(28日)の顛末も書いてしまうが、それはもうテンヤワンヤのありさま。 結局あれだれ騒いで取り次いだ退去手続きも、早朝一からやり直しとなりました。敷金は帰ってきていたのだが・・・。 どうにかギリギリにバスの時間に間に合ったのでした。■で、バスに揺られながら遠ざかる天津の町並みを見ても、特に感慨に耽る事は無く、先日書いた「8/31やり残し症候群」が頭を擡げる所か、ついには“あぁ清々した”と言う太息が出てしまうのでありました。そんなわけで、サラバ天津。語学を習得してコトバは通じても、決してハナシが通じるようにはならないのでありました。チャンチャン。
2005年07月27日
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■いよいよ帰国の日取りも決まり、次々と郵便で荷物を搬送したり、お世話になった人へ帰国の挨拶をしたり。■こうなって来ると、だんだん気分が夏休みの終わりのような気分になり、もっとああすれば良かったの、こうすればよかったのと色々と迷いが浮かんでは後悔一頻りになり、鬱々とした気分になってきてしまう。 と、しかし、これは多分私の性格で、仮令一年が十年になったとしても、この夏休み最期、といった感覚はついて回るのでありましょう。■天津は八里台郵便局が、自宅の玄関で郵送を預かってくれますので、重い荷物をタクシーで運んだりはしなくて済むと言う寸法です。ご活用あれ。
2005年07月24日
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■「最近、低血圧が酷くなって困る」と言うメールを頂きました。 一頃「血圧低そうですね」と言うと、「≒女性らしい」の代名詞と勘違いして、「ええそうですか、ありがとうございます」などとお礼を言われたりするシーンもあるのだとか。▼癌、脳血管、心臓の病気が「生活習慣病」、つまり自己衛生努力不足と言われて久しいです。 日本人の多くは「本態性高血圧」と言って、加齢に従って血圧が高くなる傾向があります。(※本態性≒原因不明の) 現在では上が140あると、高血圧と言われますが、実は低血圧の方はなかなか基準が無いのです。(一般的には上が100未満)■しかし、実は高血圧はよっぽど血圧が高くないと即時的な症状が出ないのに対して、低血圧は本人にとってかなり明確な愁訴を作ります。▼上記のメールの方は実は妙齢の女性では無く細面男性だったりして、朝の職場では相当辛い様子。■低血圧やめまい、頭痛などは、ならない人は一生なった事が無いのだとか。 そもそも痛みと言うのは発熱や咳、怪我と違って他人には察され難い。結果、仮病を疑われたり、気合が足りないなどと発破をかけられたりして当人にしてみれば泣きっ面に蜂と言った所でしょうか。■メールだけではなんとも診断し難いのですが、ここ最近酷くなり、普段100ちょっとなのが、90や80代の日もあるのだとか。 夏に貧血や低血圧を訴える事が多いのは、夏の暑さで血管が拡張して血圧が下がること、発汗によって電解質が失われる機械が多くなるからでは無いでしょうか。 更にこの方は、「眼瞼のピクピク」「肩・首こり」を訴えています。東洋医学では筋肉と目は同じく“肝”が支配していますので、肝のパワーが衰えると、その支配している部位に症状が現れます。 また、血虚になると、気は見かけ上多くなり、余った陽気が上ってむしろ「のぼせ」のような症状がでることもあります。 「肝は酸っぱいものを好む」とされ、汗で失った電解質の補完や、酸っぱいは気を動かす作用もあるので、日本人としては伝統的な梅干しなぞ、朝ごはんの友として宜しいんじゃないかしら、とオススメしました。■で、気になるのが「ウナギに梅干し」。 夏バテを防ぐのには「土用の丑の日にウナギ」ですが、梅干しと一緒に食べても大丈夫なんかいな、と。↓塩分の取りすぎには注意。(アフィリエイト) 「申年の梅 二箱」だと。5000円。迫力は無いけど、お中元に如何?
2005年07月23日
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■いやー、帰国の準備で部屋をバタバタしていたら、ホコリが立ったのか、ハナミズが止まらず。 その後ロクスッポな食事もしていなかったら、腹痛や下痢や悪心にも教われる始末。
2005年07月21日
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■鍼灸は代替医療、補完医療と呼ばれる「近代西洋医療に対するその他の治療手段」の最先鋒でもあります。■注目される理由は、日本・中国は元より各国で資格制度がハッキリしている事、「中医学(気の思想)」と言う明確な体系が存在している点ではないでしょうか。■mikiさんの言う通り、ノイロメーターは良導絡の診断に使われる機械です。 「専門的な知識が必要」と申しましても、我々鍼灸を生業としている者にとっては常識的なこと(経絡や穴位)ですので、実に簡単な操作で扱うことが出来ます。 (利用者が言うには、気の状態が)電気抵抗として客観的に数値化されるため、気の存在に懐疑的な医師の方々が針灸を行う上で活用していた経緯があります。(現在は極めて下火)■波動機器については、メカニズムが解明されていません。 機械屋さんが分解しても多分理解できないのではないでしょうか。 一説では空気中の静止電位を計測する装置で、特に人体とは無関係であり、その気になれば無機質の物体でもその周囲の空気を計測しているだけなので、数値が出てしまうことがある、と聞いています。■尿療法(と波動の関係?)に関しては、ほとんど知識が無いので、なんとも申し上げられません。m(_ _)m■施術者のセルフケアをお考えとの事ですが、是非気功(内功)や太極拳など、「内功」と言われる伝統的に自分の体内の気の流れを整える運動をオススメします。■ビタミン12がそれであるかは何とも言えませんが、『神農本草経』には上品中品下品と言う薬の区別があります。体に害が無く、長く飲むと長生を得ることが出来る食材を上品と言います。 病気を退治するクスリで、健康時に飲んでいけないものは「下品」と言います。(品=[ホン])■最近では (古典的な)気の流れを重視する鍼灸、 (スポーツ的な)筋骨解剖を重視する鍼灸、 (科学的な)針灸の刺激自体が自律神経に対する作用を持つと考える鍼灸 ・・・の三本柱があると思います。小生としては、中庸を得たいのですが、「三つ」の「真ん中」って、難しいんですよね。
2005年07月17日
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■第3回 日本中医学交流会主催学術大会
2005年07月16日
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■本来「針灸」とは、鍼一本、艾一握で行うことが最大の利点の一つでもあり、「漢方薬」に優れるのも正にその一点にあるのだと思っています。■ある中国の女性教授は「私が針灸を好きなのは二つ、一つは全科を対象としている事(患者を断らないこと)。もう一つは、極めて環境・設備にたいする負担が少ないこと(広大な農園や貴重な植物を取り荒らさないこと、設備が少なく開業できること)。」とおっしゃっていました。■もし100万円近い金額の怪しげな(と言っていいでしょう)医療機器を導入するのだったら、 「月に一回無料の日」を儲けた方がコストや本人の経験や治療院の広告、患者諸氏の為になると思うのは私だけでしょうか。■鍼を堅持して気を得る時、それは「虎の尾を掴む」ようでもあり、 患者の生命を診断する時、それは「深淵を覗き込む」ようでもあり。 -----------『内経』『素問』宝命全形論(25)より。
2005年07月14日
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■冷蔵庫の中でも侮れませんね。 根には生命力がたっぷり詰まっているんですな。■ちなみに東洋医学では「腎」に生命の根源である「精」が蔵されているのです。
2005年07月13日
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■中国製ビール、9割強に発ガン物質■恐しッ! 中国ではコーラよりもビールが安いってんでガヴガヴ飲んでましたが、流石に食欲が無くなるなぁ・・・。 っつーか、日本のビールもシリカゲルとか使っているのね。▼ついこの前は「人毛醤油(発癌性あり)」が発覚したりと、口に入るもの全てを疑わなければいけない、それが中国クオリティ。【参考】■大紀元中国製ビール、9割強に発ガン物質■中央日報「中国産ビールの95%に発がん性物質」■Google中国産 ビール ホルムアルデヒド■スポニチ中国産ビールに発がん性物質含有か■人毛醤油人毛 醤油
2005年07月12日
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■何かと言うと、税関の通過のお話です。 「太極剣」と言うと、太極拳の演武に使う「剣」として、太極拳愛好者の間では説明するまでもない物です。 ▼これが日本で買おうとすると結構値が張るんですよね。 青竜刀(これは「剣」じゃないです) 太極剣95センチ型太極剣幅広型 太極剣要訣(書籍)32式太極剣(DVD版) ■で、ついつい中国で買ってしまうのですが・・・ どうも「磁石がくっつく模造武器は輸入制限がある」らしいのです。 理由は、“研ぐと武器になっちゃうから。” 鉄の板切れを研いで刃にすると言うのは気の長い話なのですが、グラインダーとかあると直ぐに出来ちゃうのでしょうか? ■というわけで、アルミニウムや真鍮なんかはOKらしいです。 あるいは、美術品としての販売許可、所持許可を持っている人ならOKらしいですね。 電子帝国ハバラキアには武器屋があったりするわけですが、アレなんかどうなんでしょ? ※折りたたみ式の太極剣は、問題無いそうです。 と言う訳で、今回は貰い物の剣だったのですが、諦めましょう~というお話でした。
2005年07月11日
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■枝豆を茹でていたら、洗面所の配水管が外れた。 そうこうしているうちに、お湯が出なくなり、風呂の時間は終わりを告げる。(お湯が出るのは0時まで)
2005年07月10日
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■雨でした。
2005年07月09日
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■中国の伝説から来た七夕・・・だと思ったら、中国では特に何も無かったです。 日本の七夕祭りの写メールをもらって、はたと気がつく有様で。▼しかも、ここ連日の炎天下で、今日に限って曇りだったり。
2005年07月07日
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■暑いですね、中国。 部屋から出たくなくなります。 露天で売られてる果物たちも、なんだか煮えてる気がします。 40度近くある気がしますよ。■最近は日陰に入っても涼しくなく、風と言えば熱風なのです。 先日臨床実習の帰りに、タクの運ちゃんと他愛ない会話をしていたら、「なんで長ズボンを着るのだ?」「半ズボンなら6-7元で売ってるだろう?」 とクールビズを提唱されてしまいました。■中国の人って、体毛薄いんですよね。マジで。 (中国の人と言っても、天津には新疆系の人も多いので、東欧風の素敵な目鼻立ちを見かけることも多いのですが。) でも、先日電化店で見つけたかわいい小姐、色白で細身のこざっぱりとした美人の娘さんだったのですが、ノースリーブの下からは魔がはみ出ておりました。 かしこ。▼元ネタ→「猛暑の中国、北京でクールビズ提唱」
2005年07月04日
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■狂牛病の検査がどうのこうのと言っている内に、中国からは鳥インフルエンザで使った薬のせいで、人間に薬が効かなくなるとか。 ■中医学では「未病」と言う、「まだ病気の症状を訴えてはいないが、既に生命のバランスが崩れている状態」を敏感に診断し、治療する者を“上工”と呼び、医術の高みの一つとして言われ続けている。 ■しかし、現在の中国を見れば、応急手当と対処療法に右往左往して、患者の訴えを退けるのとカルテの改竄に腐心している様に思えてならない。いや、これは医学の話しではなくて、国全体の動きとして、ですが。 ■果たして、「治未病」と言う概年はファンタジーなのだろうか。と私はいつも思う。中国伝統医学が、何か病を防ぐことが出来たのだろうか。 近代の西洋医学が微生物(黴菌)を突き止めて、衛生学は大いに発展した。上下水道が発達して、疾病率は低下した。あるいは、「予防接種」は天然痘の例を挙げるまでも無く、人類の疾病予防に大いに役立っているし、血液検査やX線による診断技術は日に日に進化している。 中西医結合などと誤魔化す前に、伝統医術を行う者がするべき事は山ほどあるし、限界と可能性を冷静に論ずる必要があると思う今日この頃。 鶏に乱用、薬が人に無効 鳥インフルエンザで中国 中国が、鶏に鳥インフルエンザが流行するのを抑えるため、人の治療に使う薬「アマンタジン」を鶏に大量に与えていたことが分かったと、18日付の米紙ワシントン・ポストが伝えた。同紙は専門家の話として、この結果、ウイルスが薬に対する耐性を獲得し、人にはもう効かない恐れが強いとしている。 アマンタジンは人のインフルエンザ治療に使える数少ない抗ウイルス薬。人の抗ウイルス薬を家畜に流用することは、耐性の危険を高める恐れがあり、倫理的な批判を浴びそうだ。 同紙によると、中国は昨年2月に初めて鳥インフルエンザの発生を公表したが、実際は1990年代後半から鶏で流行。発生のたびに農家が地元企業から購入したアマンタジンを飲み水に混ぜるなどして鶏に与えていた。 現在、アジアで流行中の鳥インフルエンザに感染した人は100人以上に上り、この人たちにアマンタジンが効かないことが分かっていたが、理由は不明だった。 近い時期に人で大流行が起きた場合、治療薬の不足が心配されている。 (共同) (06/18 21:32)
2005年07月03日
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■ついに高級中華料理を食べてしまった。 例の後輩の皆様方(丁寧語)が、天津の有名な水族館のような食堂へ案内してくれたのでありました。■いやー、イセエビの刺身なんて、物心ついてから食べたことあったかなぁ・・・? あまりの高級食材にハラワタがビックリしたのか、その日の晩はしきりに矢気が止まりませんでした。疎通経絡。 → こんなのも食べた。(全蝎と言う(笑))
2005年07月02日
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■そう言えば、先日後輩の卒業式がありました。 ちゃぁんとあの、四角くてヒモの垂れた、バカボンハット(正式名称知らず)をかぶって、先生にクルッと回してもらったり。 要領の良い後輩は、卒業式前日に「写真撮影していただけますか」などと私をカメラマンにして記念撮影してみたり。■わたし自身もそうだけれど、 「東京に出る」とか「海外へ行く」事、そしてそこで何かを見つける、何かを学ぶと言う事は非常に稀であると思う。稀と言うのは機会が少ないと言う意味では無くて、“見つける”のではなく、初めから持っている物を確かめに・試しに行くのだと思う。 だから、自分に何も無い人には全く何も、目的のモノは発見できずに帰ることであろう。▼以前某鍼灸師が、20年近く前に中国へ行き、“今更学ぶものは無い”と言う意味の発言をしていたが、それはその通りだったのだろうと思う。(今でも鬼の首を取ったかのように語っていると聞きますが。) その某先生の鍼灸臨床に関しては、私自身何も学ぶものは無かったのだから。■鍼灸の技術に関して一般的に言えば、正直、日本の鍼灸師の方がリードしています。 これは、日本の鍼灸師が、中薬(漢方薬)を扱えないからでしょう。 武器を禁じれば徒手格闘が発達するようなものです。(笑)■従って、整体だのサプリメントだのといろいろと“逃げ道”のある鍼灸院はハリの腕もまぁソコソコと。。。 ゴホン。 なんか変な方向になったので、今日はここまで。 (鍼灸用具の輸入でもしようかなぁ・・・)
2005年07月01日
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