他団体、新日はK-1に関わったことで、かえって本体の実力が疑われる始末。
再建を目指す全日は武藤、川田につぐ強い柱の確立が急務だ。
現状はかっての四天王時代を比較すると、役不足、タレント不足は否めない。
ZERO-ONEは橋本の故障が大きい。かっての北の湖を思わせるような
憎たらしいくらい強い橋本がいてこそのZERO-ONEであり、
小川がハッスルしても、ZERO-ONEの存亡の保証には成りえない。
これら、新旧新日&全日グループを、グループAとするなら、それ以外の
グループBは群雄割拠。
みちのくプロレスと大阪プロレス、というAに接近しつつある2団体に対して
ルチャリブレというメキシコ系のプロレスを進めてきた闘龍門が、俄然目立ってきた。
2003年度の試合数ダントツの165試合という、2日に一回の興業でまたたくまに全国に知れ渡らせてきたのだ。
この闘龍門、いまやグループBの先陣まで昇ってきた感がある。
みちのくプロレスと大阪プロレスはあくまでも、その名前の通り、地域密着型の、いうなればサッカーのJリーグスタイルに対して
闘龍門はグループAに属する全国展開を主体にしているからだ。
しかも、グループAが力道山にはじまり、アントニオ猪木、ジャイアント馬場を二つの頂点とする"日本のプロレス"派閥だが、闘龍門はメキシコを主体とするルチャの流れを強く意識した団体だ、つまり、コンセプトが違う。
他の追随をさせない、いないこのルチャスタイルは、今後が楽しみだ。
もう一つプロレスを格闘技にジャンル別けした時、K-1、PRIDEという格闘技2大メジャーが深く絡んで来る、現状は新日が必死で対抗していて、
全日以下グループAの団体は無視、グループBの各団体も同様。
これは叉の機会にしよう。
本題のNOAHの7.10ドーム大会だ。
グループAの総大将、純プロレスのNOAHがマンを持して挑む東京ドーム。K-1やPRIDEに本物のプロレスを見せる最大の機会である。
メインは小橋健太に秋山準が挑むGHC王座防衛戦。
三沢vs小橋のプロレス最強試合を超えられるかが、最大のポイントとなる。
昨年、3年ぶりに開封された、禁断のプロレス最強試合<三沢vs小橋>戦は
これぞプロレス、これぞ最強の闘いだった。
これ以上はやめてくれ!と悲鳴すらきこえそうな、スリリングで凄惨でしかもクリーンなファイト。
鳥肌が起つとはこのことだった。
秋山が、この難題に臨む、この二人のシングルも3年ぶりだ。
同じ団体にいながら、闘わずして観客を納得させるシニカルな参謀、三沢社長の手腕が冴えわたる。
この<秋山vs小橋>戦が崇高なプロレスの第二弾になることを期待する。
そして、最後の大物対決。
三沢vs武藤!
二人の天才が同じリングで跳び、打ち込み、投げる。
これこそドリーム対決である。
おそらく、最初はタッグ対決。
三沢、田上VS武藤、小島の組み合わせが妥当だ。
全日本のチャンピオン・カーニバルを制した武藤が、本来の自由奔放な動きを始めれば日本のプロレスの地盤沈下はプロレスだけで防げるはずだ。
何も無理してK-1やPRIDEまで出向いていく必要はない。
K-1、PRIDEなんざ、大半が凡戦ではないか、真剣勝負かどうか知らぬが、金払った入場者に失礼だ。「真剣にやるから、そうなる。」といううなら、野原で勝手にやれ!って言いたくなる時がある。
原っぱで勝手にリング作って、命がけでやる闘いなら、逆に金払って観てもいいかな。