今回3連泊のホテル・ロンスレー・オペラは、1864年に完成した
パサージュ・ジュフロアの中にありました。パサージュとは、19世紀
に建設されたガラス屋根のアーケード街のことです。ノスタルジックな
雰囲気が漂って、過去へタイムスリップしたようで、私は、大好きです。
当時のパリ市内には、かなりの数があったようですが、今現存するのは、
19のみになりました。そのひとつが、今回のパサージュ・ジュフロアです。
その中のホテルに連泊する気分は、最高でした。毎日、パサージュ内を歩き、
部屋の窓からの鉄枠とガラス屋根、黄色掛かった暖色の明かりを眺めました。
1987年に改装工事が行われて、今現在の風情溢れるタイルの床や、あの
美しいガラス屋根が復元されたそうです。あちこちパサージュ巡りをすると
場所によって、床もガラス屋根も雰囲気も色々あり、とても面白かったです。
この右のお店は、ホテル隣にあった、お菓子屋さん。みなさん、お買い物を
されていました。地元の方も来られていました。オペラ大通りにも、お店が
ありました。幾つか試食をさせて頂きましたが、結局、バラまきが出来る
キャンデーを2袋購入しました。大きく後味が良くて、大変好評でした。
明るくてポップな感じのお店は、此処だけで他は、少し暗めでどこも落ち
着いた感じがしました。おもちゃ屋さんでも、歴史的なそんな感じでした。
古本屋さんや雑貨屋さんなどに、お邪魔してみました。大きくて厚く重くて
結局は、どうにもなりませんけれど、素敵な写真集がたくさんありました。
古き良き時代の面影が残る、多種多様なお店。結局今回、今風のお店でしか
お買い物が出来ませんでしたが、でも美しいタイル床に、鉄の枠組とガラス
屋根のパサージュ。歩いているだけで、大満足でした。明日は、別の所に。

