ちびろずるーむ

ちびろずるーむ

フリータイム1日編(1)



朝から雨でしたが、私は傘は持って行きませんでした。

写真を撮るのに傘は邪魔。あまり降らないはずと思って。

まあそれは正解でもあったし、多少後悔もありましたけど。

ホテルでタクシーを呼んでもらい、ノートルダム大聖堂まで。



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大きなキレイなツリーが迎えてくれました。そのとき8時半。

何気なしに入場すると、そこは地元の方の祈りの場でした。

この時間、観光客は他になく静寂の空間が広がり圧倒されて。

観光で来た私が此処にいていいのかと、不安さえ覚えました。



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有名なバラ窓のステンドグラスを見ていると、監視人の方が

「フォトOK!」って。でも手が震えちゃって上手く撮せません。

完全に祈りの場の雰囲気に、呑まれてしまっていた私でした。

記念メダルを購入して、心静かに出ました。朝から大感動です。



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後ろ姿を拝み忘れてしまい、橋を渡ってパリ市庁舎を横目に左へ。

シテ島を見ながらセーヌ川沿いを歩き、ルーブルを目指しました。

ルーブルでは、とりあえず2時間を予定しています。下調べをし、

カルト・ミュゼを先購入して、時間のある限り楽しむつもりでした。



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9時過ぎに到着。ピラミッドから入り、日本語の説明書を片手に、

ドノン館から。サモトラケのニケ、ミロのヴィーナスの矢印を発見。

ニケに一番会いたかったので、その矢印の方向に早歩きをします。


周辺の美術品には目もくれずひたすら前進していると、目の前に!

突然ニケが現れました。「いた~!」思わず大歓声。館内は撮影

禁止になっていましたが、構わずみんな撮影しているので、私も。



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思っていたよりも、随分大きくて美しくて。そこから階段を下がって、

次はミロのヴィーナスを。これまたとても美しくて感激。素晴らしい!

次にドノン館の2階へ。ここからまた「ダ・ヴィンチ・コード」の世界。


このグランドギャラリーには、イタリア絵画の超名作が並んでいます。

物語では、ウィトルウィウス的人体図のポーズをとったソニエール館長

の遺体が発見された場所・・・そして小部屋に、あのモナリザが鎮座。



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いつもは人垣や長蛇の列になるという、モナリザ。でも今回は、独占。

本やTVで見るよりも穏やかで美しいのが印象的でした。ため息もの。

その奥には、フランス絵画があり、ナポレオンの戴冠式や自由の女神。


今度はシュリー館の3階で少し見ましたが、もうかなり満足してました。

他は見ずして1階に。ところが迷って半地下に出て、彫刻群に囲まれて。

迷いに迷い、人に尋ねてやっと1階のハムラビ法典まで辿り着きました。



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出口まで、ほぼ2時間。とりあえず見たいものは見て満足ですが、迷わな

ければ1時間でOKだったかも。次回はサロンでゆっくりお茶したいな。

次の目的は、オルセー美術館。でもとても疲れたので、アンジェリーナで

ケーキと紅茶でゆっくり休憩した後で橋を渡り、オルセーに向かいました。



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宮殿をイメージして1900年完成のオルセー駅を改装して1986年に

開館。ここもカルト・ミュゼOKなのでそのまま入ります。エスカレーター

で最上階に。印象派の巨匠の絵画が集められた大人気のフロア。かなりの

人がいました。モネ・ドガ・ルノワール・ゴーギャン・セザンヌ・ゴッホ・

ルソー・など。とても魅力的な絵がいっぱいあって、感激&興奮しました。



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ここでとても満足してしまい1階に下りたので、ロダンやガレは見落とし

ました。1階で友達の見たかった絵を探しましたが、見つからず。そして

落ち穂拾いも。今から思うと、どこかに出張していたのかもしれませんね。


地下のトイレに行く前に、ガラス張りの床にパリ市内の模型を怖々乗って

眺めました。またオペラ座の輪切り模型もあって、しげしげと眺めました。

美術館2つを同日は、ダメですね。ここも次回にゆっくり鑑賞したいです。



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ここから私達は、サン・ジェルマン・デ・プレという地域に向かいました。

目指すは、ル・ボン・マルシェというデパートの雑貨と食料品コーナーと、

2つの教会です。友達が地図を見ながら道先案内人となってくれて、本当に

大助かりでした。とても感謝です。しかし、このデパート2棟あることを


知らなかったので、大いに迷って大変でした。別棟の1階に、お目当ての

石鹸や雑貨、塩、菓子や食料品が、そこら狭しと並んでいて時間を決めて、

お買い物タイムとなったのでした。色々珍しいモノを2袋分も買いました。



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重たい荷物を持ったまま、サン・シュルピス教会に向かいます。こちらは

「ダ・ヴィンチ・コード」で重要なシーンのひとつで、殺人事件が起きます。

でもいつもはとても静寂な雰囲気です。地元の農民たちの祈りの場だった

小さな教会が、改修を重ねながら今もまだ、未完成だとか。ドラクロワ作の

壁画や立派なパイプオルガン、そしてピエタ像などなど、素晴らしいです。


もしも「ダ・ヴィンチ・コード」を読まなかったら、ここは外してたかも

しれません。いやきっと知らずに、通り越していたでしょう。そう思うと、

嬉しさとその偶然に感謝して、ピエタ像に対し2ユーロの蝋燭を供えました。



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