濫読屋雑記

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2006年09月04日
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カテゴリ: 手に取った本
はい、 今日は夏休みに貸出した本の整理と修理、そしてまた対人関係のゴタゴタ疲れているので 、9月1日に映画『 ゲド戦記 』を観に行って、その感想をダラダラと書いた続きの『 雑感 』を書く気力がありません。

ですので昨日、例の如く名古屋へ書道のお稽古へ行った帰りに買った本と、今日、楽天から届いた本とCDをザッと紹介してみたいと思います

まずは、日曜日に買った本からいきましょう。

最初は、 このブログでも以前から何度も取り上げている、日本を取り巻く海洋に関する危機、竹島や尖閣諸島問題などの国境問題に、日本の重要なシーレーンである東南アジア海域での海賊問題などで紹介&解説 をした日本財団(日本船舶振興会)広報チームリーダーで東海大学海洋学部非常勤講師である 山田吉彦 さんの新刊『 海賊の掟

海賊の掟

この本は、ブログで紹介した『 海のテロリズム 』(PHP新書、2003年10月) の続編的性格を持ちつつ、古今東西、海のあるところ常に存在した海賊たちのギリシア神話の時代から現代に至る歴史を解説した1冊です 。『 海のテロリズム 』の続編的性格とは、第1章の「 現代に生きる海賊 」の中で、 マラッカ海峡での海賊の現状についての最新情報が紹介されているからです

海のテロリズム

でもまあ、現在の海賊というのは、狙いを定めた貨物船を襲って金品を強奪する昔ながらの海賊から、石油タンカーに突撃・自爆するイスラム過激派の海上テロ。そして、組織資金源に船長以下乗組員を誘拐して身代金を要求するテロ集団やゲリラたちに、積荷を船ごと奪い去り積荷や船までブラックマーケットで売りさばく国際的な犯罪集団などなど。経済危機に宗教対立、政治問題など(インドネシアです、このような問題を抱えているのは。だから日本は巡視船をODAで買ってあげたわけなのです、マラッカ海峡の治安を維持するために)世界の混迷は海にも「ならず者」を暗躍させているわけです。偽装船で現われ、強力な武器で襲撃、多国間にわたり逃走、シンジケートや村ぐるみでの犯行など、その手口はますます巧妙・凶悪を極めていましたが、近年、東南アジア各国と日本の協力により、マラッカ海峡での海賊事件は減少傾向にあると、『 海賊の掟 』には書いてあります。でも、別の東南アジア海域やイスラム原理主義の新たな温床、ソマリア周辺の海域では海賊の活動が活発になっているそうです。

次は、内容がガラッと変わって 雪乃紗衣 さんの『 彩雲国物語 』の最新刊、『 彩雲国物語(紅梅は夜に香る)

彩雲国物語(紅梅は夜に香る)

お話の内容は、 茶州から王都へ戻ってきた 秀麗 。毎度お馴染みの王様・ 劉輝 (リュウキ)に 絳攸 (コウユウ)・ 楸瑛 (シュウエイ)に 胡蝶 三太 こと 慶張 といった王都組に、茶州編からは 悠瞬 とその奥方 柴凛 (シリン)さん、それに初登場にして物語の鍵をなぜか握っているヘンテコな貴族の坊ちゃん、 蘇芳 (ソホウ)こと タンタン くんに、猪突猛進美女 歌凛 (カリン)さんなどなど。ザッと斜め読みしただけでも面白いこの『 紅梅は夜に香る 』。 茶州編に続く新章の初巻にふさわしい飛ばし方です 。もっと、読み込んでからこのお話については感想を書きましょう。

さて最後は、訳有りな1冊です 実は、本当は今日届いた楽天ブックスの商品を一緒に注文した時に在庫なしで注文が取り消されてしまって三省堂やら紀伊国屋のHPの商品検索でもヒットせず、やっとマナハウスに在庫があって店頭で買ってきた 佐藤賢一 原作、 野口賢 作画『 傭兵ピエール(1) 』(集英社、2004年3月)です。

傭兵ピエール(1)

このコミックは 佐藤賢一 さんの原作『 傭兵ピエール 』(集英社1996年2月、ちなみに私は文庫本の方の『 傭兵ピエール(上) 』・『 傭兵ピエール(下) 』〈集英社文庫、1999年2月)を読んだのですが)をコミック化したものです。内容は、 英仏百年戦争下の荒廃したフランスが舞台です 。主人公 ドゥ・ラ・フルトの私生児ピエール は冷酷非情で「 シェフ殺し 」(シェフ=傭兵隊長のこと。シェフ殺しは傭兵稼業の中ではご法度であったのに、ピエールはわずか15歳の時に計画的にそれを実行してしまっていた)と呼ばれ同業者からも畏怖される若き傭兵隊長です。 その彼は、略奪の途上で不思議な少女に出会い、心奪われてしまいます。彼女は言います「私は神に使わされたのです」と。そして「戦争がはじまったらオルレアンに来てください」と。

そして1429年、天下分け目のオルレアンの戦いに参加したピエール。しかし戦況はフランス軍に不利だったが、そこに歴史に名高い一人の救世主が現れフランス軍は船橋を打開しオルレアンはイギリス軍の手から開放されます。その救世主の名は ジャンヌ・ダルク 。彼女の鼓舞は将兵たちを奮い立たせ、フランス軍は破竹の勢いで反攻していきついにランスにて王太子シャルルをフランス王として即位させます(当時、フランス王はランスの大聖堂にて戴冠式を受けなければ、正式なフランス王として認知されなかったのです)。しかしパリ攻略の失敗のあとフランス軍は解散、ピエールもジャンヌを残して戦場から去っていきます。2年後、イタリアのジェノバの傭兵隊の略奪から救ったの南仏に小さな街、アランヴィル(物語の最初に略奪を働いた街なのですが、その時さらった娘たちとピエールの傭兵たちとの仲が、ジャンヌの信仰心の影響で結婚という段階まで行っちゃって解散後にまた舞い戻ってきたわけなのです)に街の守備隊長として逗留の彼のもとに、さる貴族からの依頼が舞い込みます。それはイギリス軍にノルマンディー地方のルーアンに捕らえられ、魔女裁判を受けるジャンヌを救出せよというものだったのです!というところまでが、コミック化されている部分です。

で、今日楽天から届いたのが『 傭兵ピエール(2) 』(集英社、2005年5月)と『 傭兵ピエール(3) 』(集英社、2006年5月)の2冊というわけです。

傭兵ピエール(2) 傭兵ピエール(3)

で、 次はCDの話といきたいのですが、ちょっと書くつもりが随分と書き込んでしまいましたので、今日はこの辺でやめて、キチンと登録してから寝たいと思います 最近、ちょっと横になると朝までご就寝、というパターンでブログを書いてたはずなのに、知らない間に横になって寝ていて、気が付いたら夜明けだった、という事が多々あるので慎重を期してこの位でやめておきます それでは、みなさま、おやすみなさい





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最終更新日  2006年09月05日 00時49分28秒コメント(0) | コメントを書く


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