解説・理由のない不登校の理由


「解説・理由のない不登校の理由」


理由のない不登校。

これはたいてい、本人の「行けない」という実感から

始まります。

「行けない」

という状態がどういうものだかわからない人も多いでしょう。

まず朝起きます。

体と心がずーんと重くて、動けなくなったりします。

動いたら自分が壊れてしまうんじゃないか、というような重さです。

無理やり起き上がり、制服に着替えても、

心が引き裂かれて悲鳴をあげている感じ。

とにかく体が思うように動かない・心が重たく重たく

圧し掛かっているのです。

なんとか通学しようと外に出ても、なかなか足が前に進みません。

空気が重たいゼリーかグミにでもなったみたいです。

進んでも押し戻される。

やっと一歩進んでも息苦しい。

思うように歩けない。

頑張って頑張って歩いて・・・限界、となった時点で帰宅するのです。

朝、ベッドから起き出せないこともあります。

出ないんじゃないんです、出れないんです。

自分の意思や力ではどうしようもないのです。


これらの現象は、おそらく心のギブアップのサインです。

もうこれ以上無理!と心が悲鳴をあげて、体を押さえつけているのです。

これ以上動いたら危険だよ、もう無理だよ・・・と。

その証拠に、このサインを無視して無理を続けると、

体に不調が現れます。

それでも無視を続けると、本当に心が病気になってしまいます。

(私はこの例でした)


理由のない不登校の理由、おわかりいただけたでしょうか。

不登校生は、どこかで無理をしていたんです。

人間関係かもしれません。

勉強関係かもしれません。

あるいは元々本人のスピードと学校のスピードが違ったのかもしれません。

無理して合わせよう合わせようとして生活してきて、

無理がたたって、心がこれ以上無理したら壊れる!

とサインを出したのが

「学校に行けない」という状態なのです。

本人にも、当時は理由がわからないことが多いでしょう。

無理をしていた自覚がないからです。

自覚が持てれば、心が限界になるまで無理を重ねる前に、

息抜きしたり、どこかで心を開放してうまくやっていくでしょうから。

不登校生に「優等生」「完ぺき主義」「責任感が強い」「優しい」

子が多いのもこの理由からです。

自分の無理を、押し殺してしまう性格なのです。

自分の理想のためであったり、周囲のためであったり・・・。

生き方は不器用ですが、一生懸命の結果ですから。

それまで無理を重ねてよく頑張ったね、と

誰かに労わってほしいなぁと今では思います。



© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: