解説・不登校を受け入れるまでの葛藤


「解説・不登校を受け入れるまでの葛藤」


ある日突然、学校に行けなくなった。

自分が世間でいうところの「不登校」になった。

そのことをすぐに受け入れられる子は少ないと思います。

今までは、「不登校」なんてわからなかった。

隣のクラスに一回学校来たきり、一度も来ない子がいる

って聞いたことはあっても、

まったく他人事だった。なんでその子が学校に来ないのかなんて

考えたこともなかったし、

聞いてもわからないと思ってた。

自分には別世界のことだと思ってた。

なのに・・・。

まさか自分がその立場になるなんて。

今まで自分が「周囲の人」だったから、よくわかる。

みんな自分のことを「何を考えてるかわからない」

「別世界の子」だと思うんだ。

そんなのは、嫌だ。

不登校生には優等生も多い。完ぺき主義な子も多い。

そういう子ほど、プライドが邪魔をして

不登校な自分を認められない。

受け入れられない。

自分は違うんだ!違うんだ!ってずっとあがき続ける。

学校に行こう・行こうと頑張る。

心の悲鳴も体の悲鳴も聞こえない振りをする。

無理はやがて体に響いてくる。

熱が出る・頭痛・腹痛。

それでも無視すると、自分を許せないと、

リストカットに及ぶ子もいる。

うつ状態になる子もいる。

パニック障害を患う子もいる。

だって、落ちこぼれたくない。

社会の枠から外れたくない。

今まで友達だったあの子たちと、同じ社会で生きていたい。

そんな思いで、なかなか受け入れられない。

それでも、いつか現実は受け入れなくてはいけない。

私は、熱など身体症状が出てやっと諦めがついた。

行けない、と自覚した時点で受け入れられる子もいる。

深刻な病気になっても、受け入れられない子も、いる。

カウンセリングなどで、「そのままの自分を受け入れる」こと

「学校に行かないのはいけないことじゃない」

「落ちこぼれでもない」

ことを実感できると、やっと心は楽になるのに。

あと、同じ不登校の子たちとの交流も、役に立つ。

自分だけじゃなかったんだ、不登校って変なことじゃないんだ、

みんな普通の子なんだ、って思える。

でもそれも最初は、「自分は不登校じゃない」

「そんな子たちと同じにしないで!」

と、抵抗がある子も多いんじゃないかな。

それでも、それでも、みんなあがいて抵抗して、

最後には自分の「ありのまま」を受け入れる。

今まで上げてきた過程のどこかで、自分を受け入れる。

不登校生って、強いと思いませんか?

どうしても受け入れたくない現実を、

がんばってがんばって、最後には受け入れるんです。

これからの人生にとても大切なこと。

今の自分のありのままの状態を、認める・許す・受け入れる。

なかなか出来ないことだと思います。


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