明日晴れるかな。

明日晴れるかな。

ハナちゃん出産の記録 その3



・このまま出血が止まればそれでよし。状態がよければ明日にでもまた
 こっちのクリニックに戻ってこれるかも。

・データしだいで輸血が必要になってくる。

・出血が止まらず緊急を要したら…
 子宮動脈塞栓術 
 ただし夜間などでこれを行えない場合もある。
 状況によったら出血してる子宮ごと全摘術…。

子宮全摘…できたらそれは勘弁して欲しいなぁと思いながらも
命には変えれないから仕方もないか…と思う。
でも、できたらなんとかして欲しい…。

そぅこぅいってると、受け入れ先の病院が見つかりました!!
意外と近くの総合病院で私の知ってる限りでは評判も良いところだったので
一安心…。

なんせ命かかってますし、Drの判断次第では簡単に子宮摘出とかされても嫌だし…


午後8時頃、搬送。

救急車で自分が搬送されるなんて初めて…笑
意識は結構しっかりしてて、先生と話もできてました。
「誘発したのが原因だったりしたんでしょうか…?」
私の都合で誘発したことでこんなことになったんだったら、本当に後悔だなとおもったので。
でも、先生は
「誘発しなくても自然でも同じことが起こっていたと思います。むしろ予定日が超過してたほうが出血量は増えてたかもしれないし、年末になればその分受け入れ先病院もみつかりにくくなってただろぅから、今回の誘発は決して悪い選択ではなかった。むしろ不幸中の幸いかも。」と言ってもらったので気持ち的にも楽になりました。

センセー時間外なのに救急車にまで乗ってくれてありがとうございます…。
センセーに診てもらってて本当に良かったです。

搬送先の病院へ到着。
多分、産婦人科病棟へ運ばれお産がなかったのかLDRで処置されました。
てか、ここでは出血の状態を確認してもぅ処置的なことはせず休めるんだとばかり思ってました…。

が…。
おそらくエコー所見と実際の出血量から、このままではいけないとの判断だったのでしょう。
またまた、残存胎盤を摘出する処置…。

もぅ意識が遠のくくらい痛くて、多分絶叫だったと思います…。
痛みと貧血で意識も朦朧、SpO2も70~80台に低下してました。酸素投与開始。

ルートの確保もうまくできず、腕はもう刺すところがないらしく
足に刺されたり、最終的に採血できないからって大腿のAラインからの採取…。
まさに今まで自分が病棟でやってた緊急事態の状態。
結構、私やばいんじゃないの!??と考え出す。

そこから長い長い処置…。
とりあえず、できるだけ胎盤を取り除きガーゼを大量にお腹の中に詰め込まれ圧迫止血…。
これで止まらなかったら塞栓術を考慮しますとのことでした。

旦那に会えたのは搬送されてから2時間後…23時過ぎでした。
一緒に父もいました。
出産後初めてのご対面がこんな状況になるなんてお互い考えもしてなかったでしょうね…。
「おめでとうって言わなアカンのにな…」との言葉に泣けました。

採血の結果、Hbは7.5。普段の私は14.0~15.0あるので半分以下ですが
輸血はギリギリせず様子を見れる範囲。
アルブミン低値にてもグロブリン製剤投与しますと。

今晩は何があるかわからないので、旦那さんは病院にいてくださいと言われる。
父は帰宅。タロちゃんはいい子で実家で眠ってると聞いいて安心した。

壮絶な処置は終わったものの、途中で入れられた止血剤の影響で熱発。気分が悪くて嘔吐。
朝まで寝たような寝てないような…。

朝食は食べれるなら食べていいよと言われ
飲んだ冷たい牛乳の美味しかったこと…生きてるってスバラシイ!!身をもってそぅ思いました。

その後、何度か出血確認のためまたまた痛い内診と3メートル近くあるガーゼで圧迫を繰り返し…
残存胎盤はまだ少しあるものの何とか状態は安定。

ただ採血にてHb5.3まで低下したため22日、23日と連日MAP2単位ずつ輸血。
旦那も両親も輸血にすごく抵抗があったみたいだけど、
私的には他人様の血液、ありがたく頂いて楽になるならお願いしますって感じでした。
今までは患者さんに入れるばっかりでしたけど。
元気になったらちゃんと献血行ってお返ししなければw


                    まだ続く…

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