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和名は「糸魚」の意味で、これはサケ類としては全長に比して体高が低く細長い体形である上に、後述のようにサケとは違い早春に上流に遡上・産卵するため、初春から晩春にかけては生殖活動後の痩せ細った個体が多く見られるために、「糸のように細い魚」という印象が持たれたことによる。
日本では北海道の一部の河川・湖沼に、日本以外では樺太、南千島に生息している。かつては岩手県で1水系、青森県小川原湖のほか1水系にも生息していたが、絶滅した。現在、イトウの生息する南限は北海道の尻別川である。
イトウ属には、北海道やサハリンなどに生息するイトウの他にもロシア沿海州地方・中国東北部(旧・満州)・シベリア地方・モンゴルなどに生息するアムールイトウ(別名:タイメン)、中国の揚子江(長江)に生息するチョウコウイトウ(揚子江イトウ・長江イトウ 川西北名?猫?虎嘉? Hucho bleekeri )、ヨーロッパ中央部のドナウ川(ダニューブ川)に生息するドナウイトウ(ダニューブイトウ。別名:フッヘン)、
北朝鮮に生息する高麗イトウ、中国メコン川に生息するメコンイトウ(瀾滄猫?虎嘉? Hucho bleekeri中国科学院西北高原生物研究所認定)などがいる。これらは北海道などに生息するイトウとは違い、一生を完全に河川や湖沼で過ごす純淡水型であり決して降海しない。