濁酒


曲がりクネッタ足取り
目指すものを迷い
声を出しているつもりなのに誰にも届かず
地面に落ちてそれだけの命を終えて
発信源の心が痛くなった

できればストレートの道の中で迷わせて
まだ此処の方が辛くないから

単色のモノクロに惑わされ
まっすぐにすら歩けない
曖昧な希望にすがってボクは
生きているからだろう
永遠の問いを背負い込んで

表裏の世界の理を知って
あえて目をそむけて
進んでいるから壁にぶつかり傷が増えて
悲鳴は真っ黒に上書きされる
震源のこの身体が痛む

全部に心閉ざして深く潜って隠れる
逃げてばかり先が見れない

月明かり僅かに照らされた
影が差し込む部屋で
濁った未来にすがってボクは
満たされない欲を満たす
明るすぎて目が開けられない

手を胸に置いて
数秒でいいからもう少しだけ
突き刺さる痛みを感じたら
涙を堪えないで

夕闇の世界儚い暗がり
もがいても何にも届かない
不安に埋まった空を見ないで
消してしまってもう何処に
行こうともしないで崩れていく

全部に心閉ざして深く潜って隠れる
まだこの方が辛くないから

黒と白に惑わされて
ふらつく足取り
救われない景色をボクは
飽きたから置き去りに
覚めない酔いを抱いて消えていく








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