オキナワの中年

オキナワの中年



gvsgさま、大変勉強になりました。
ありがとうございました。 (2月13日8時45分)
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内地人と琉球人 gvsgさん(****.ne.jp)

さい様。
飛躍しますが、
『大和人(ヤマトンチュ)』より、
『内地人(ナイチャ-)』の方が
本土の方を軽蔑した呼称になり、逆に
『沖縄人(ウチナ-チュ)』と呼ばれるより、
『琉球人(りゅうきゅうじん)』と呼ばれたら、
沖縄の人たちに対して侮辱する差別用語になります。 (2月13日1時51分)
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外地と呼ばれるよりは、・・・ gvsgさん(****.ne.jp)

さい様。
『本土』には、不快はないですよ。
『本土』『内地』『大和』。
後者になるほど、古い呼称になると思います。
『内地』という呼称は、戦時中が多いのではないでしょうか。北海道の方も、『内地』と呼んでいると聞いたことがあります。
『沖縄』『琉球』。
こちらは、前者が国内向けで、
後者が海外向けの呼称です。
中国や台湾では、今でも『沖縄』と言わずに、
『琉球』と呼んでいます。
中国との朝貢貿易の時代も王国内では、
狭義の『ウチナ-(沖縄)』と呼称していました。
『本土』よりは、まだ『薩摩』の方が,
年配の方々に差し障りがあるようです。 (2月13日1時23分)
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gvsgさま ご教示ください さいさん(****.ne.jp)

そうそう、かねてから感じていたんですが
「本土」という言葉ですが、この言葉は
沖縄の皆さんにとっては 不快なものでは
ないでしょうか? 沖縄を「外地」扱いしています
ものね。どのような用語を遣えばよろしいでしょうか?
ご教示ください。 (2月13日0時57分)
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gsvgさま さいさん(****.ne.jp)

私は 金城氏の晩年には、
沖縄人になりきろうとするのに なれないことへの
焦りのようなものを感じています。
どちらかというと、ヤマトの思想のほうが
金城氏には すんなりと自分のものにできたのでは
ないかと想像しています。
「本土との掛け橋」になるためには、あとは
沖縄人としての視点を身につけることが
必要だったが、それがうまくいかず、
本土での仕事を捨ててしまったことへの
後悔も あいまって 苦悩なされていたのでは
と想像しています。想像ばかりですが…
(2月13日0時53分)
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大野さま さいさん(****.ne.jp)

「序説」読ませていただきました。
金城氏が このようにアカデミックに
書かれているのを読むのは 大変楽しいです。
ありがとうございます。
今後の論文も楽しみにしております。 (2月13日0時41分)
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大和口から、沖縄口へ gvsgさん(****.ne.jp)

さい様。
金城さんも戦争体験者ですが、
年齢が幼かったためか、
過酷さは、肌に感じられていなかったのでしょうか。
劇団潮の脚本を執筆される時、
台本を
大和口(=標準語)でしか書くことができずに、
その大和口のセリフを沖縄の役者に
沖縄口(ウチナ-グチ)に翻訳してもらうことに
悩んでおられたようです。
ウルトラマンでは、
メフィラス星人から、
『お前は、宇宙人なのか、地球人なのか』と問われ、
『どっちもさ。』と明快に答えていたのに、
現実には、大和人にも沖縄人にもなりきれない
血を吐きつづけるマラソンランナ-だったのでしょうね。 (2月12日21時54分)
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なるほど さいさん(****.ne.jp)

ということは、金城氏にとって
ヘリ事件は、自分がウチナーンチュの感情から
遠いところにいることを 決定的に
思い知らされた事件だったかもしれませんね。 (2月12日5時16分)
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国を守る? gvsgさん(****.ne.jp)

紫藻様、さい様。
ヘリ事件は、
金城さんが、沖縄人と本土人の板ばさみにあい、
ひどく悩まれた時期の前のことです。
『潮』という沖縄芝居の劇団を旗揚げされて、
新しい沖縄芝居を製作され。絶好調の時だったと思います。沖縄県民の中には、今でも、あの沖縄戦の心の傷を背負われている方々が多いのも事実です。日本軍は、『国を守る』と言いながら。沖縄住民を守るどころか、スパイ容疑で幼い赤子まで、銃剣で殺し、また、その行為をした人たちが、戦後も存命していたのですから、沖縄のオジ-、オバ-たちは、長くその悲しみをずっと胸の内にしまいこんできていたのです。そうした中で、自衛隊のヘリに乗ってリポ-トをしたことに対する世情は、当然のことだと思います。米軍駐留の上に、自衛隊まできたのですから、あの鉄の暴風を思い起こさせられた憤りあるのです。 (2月12日4時49分)
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待機・・ 紫藻さん(****.net)

あくまでも大野先生のHPですので、
また、ちょっと駆け足気味になってきましたので、
一旦、書き込みを休止しまして、先生の書き込みを待ちたいと思います。 (2月11日21時7分)
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零下140度 さいさん(****.ne.jp)

私は娯楽編と捉えていましたが、
お説を読んでいると、そんなふうにも
見えてきますね。
しかし、あの「ノンマルト」でさえも、
満田氏は、沖縄仮託説に懐疑的ですし
金城氏が どこまで意図的だったか、
「すべてが消滅してしまった今、
永遠の謎となってしまったのです。」 (2月11日18時14分)
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うーむ2 さいさん(****.ne.jp)

海洋博に協力したことや、
自衛隊賛美の放送をしたこと(事実ならですが)
両方とも、金城氏なりに 
本土との架け橋になろうとしての
行動と考えれば、理解できなくはないと思います。 (2月11日18時3分)
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うーむ さいさん(****.ne.jp)

金城氏のヘリ事件と、149ページの日記には
時期的な差はどれくらいあるんでしたっけ?

あと、それこそ「自衛隊アレルギー」に
ついてですが、ヘリ事件当時は、金城氏と
周りの沖縄の人々とでは、かなりの温度差があった
と想像します。金城氏が思想を形作ったのは
本土だったことの影響でしょう。
ただし、金城氏も この問題が微妙なもので
あることは もちろん承知していたはずで、
なぜ、問題となるような発言をしてしまった
のか? プロの話し手として致命的なミスを
なぜ犯してしまったのか? ひょっとしたら
上原氏の「金城がそんなことを言うはずが無い」と
いうのは、考え方についてではなく、
「自衛隊賛美の気持ちがあったかもしれないが、
ラジオで言うかどうかは別。なぜ、そんな
不用意な発言をしたのか?という疑問なのかも。

(2月11日18時0分)
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追加・・ 紫藻さん(****.net)

↓の「零下140度の対決」のシナリオが読みたいのですが、“怪獣ガンダーとの戦いでは1人も死なず(ドラマでは、すぐに退却する)、逆になかなか退却をしない防衛軍の頑なさこそが人を死なせている”ということが読めるのなら、これも「ノンマルト」的な問いかけがあるのではと思います。 (2月11日3時16分)
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日記からは・・ 紫藻さん(****.net)

>さいさん
上原正三「ウルトラマン島唄」の149頁にある金城さんの日記がありますね。これに尽きると思います。
小生の感想としては、『自衛隊アレルギー』という表現は意味深長だと思います。
また、『「国を守る!」という大義名分は判るが、そのことのために民衆が再び壊滅の道を辿るようなことは絶対に避けなければなるまい。』ということは、ご自分の体験からのお言葉と思います。
これに関して思い出すのは、セブンの「零下140度の対決」で、地球防衛軍基地が危機になりますが、そこで長官に撤退を2度も進言するというシナリオが金城さんらしいと思います。話を直球的に投げるのなら、ここは、いろいろ工夫して怪獣とのスリル一杯の闘争シーンになるのでしょうが、防衛軍と怪獣ガンダーとの戦いもそこそこに、いかに人間の命が大切で、軍の命令というものが(ガンダーより)非情なものかを描いておられ、ご自身も倒れるという役をされるほどで、金城さんの人間を慈しむ心が出ているなあと感じます。 (2月11日2時38分)
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2つの最終回 さいさん(****.ne.jp)

マンとセブンの最終回では、人類が「自分たちの
平和は自分たちで守ろう」と決意する姿が描かれて
います。マイティジャックでは大艦を賛仰する
人々も描かれています。
こういうことを考えると、金城氏が
自衛隊賛美まがいのことを言ったと聞いても
「ああ 金城氏なら そういうことを言うかも
しれないな」と 私は受け取りました。
「島唄」で上原正三さんは「金城がそういうことを
言うはずが無い」という見解を示して
おられますね。
金城さんは どんなお考えだったのでしょう。

(2月10日16時54分)
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2つの最終回 さいさん(****.ne.jp)

マンとセブンの最終回では、人類が「自分たちの
平和は自分たちで守ろう」と決意する姿が描かれて
います。マイティジャックでは大艦を賛仰する
人々も描かれています。
こういうことを考えると、金城氏が
自衛隊賛美まがいのことを言ったと聞いても
「ああ 金城氏なら そういうことを言うかも
しれないな」と 私は受け取りました。
「島唄」で上原正三さんは「金城がそういうことを
言うはずが無い」という見解を示して
おられますね。
金城さんは どんなお考えだったのでしょう。

(2月10日16時54分)
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自衛隊・・ 紫藻さん(****.net)

昨今、自衛隊のことがニュースになっていますが、金城さんが沖縄で自衛隊の飛行機に乗って米軍基地等について放送し、自衛隊賛美等々批判を浴びたことがおありでしたが(上原正三「ウルトラマン島唄」他)、この件で、金城さんの行動のひとつの根拠ではないかと思われる資料がありました。
「サンデー毎日」S42.6.11号掲載の、三島由紀夫「特別手記:自衛隊を体験する~46日間のひそかな入隊~」です。
三島由紀夫については、金城哲夫特集のTV番組内で沖縄の書斎に「三島由紀夫追悼号」(『新潮』S46)があったということや、市川森一さんと小中陽太郎さんの対談「ウルトラセブンと脱走兵」(『世界』1993,3)で、市川さんが「学生運動よりも三島由紀夫さんみたいなウルトラナショナリズムとかにひかれていた部分があった」とおっしゃっていること、三島由紀夫が小説「美しい星」を著し、空飛ぶ円盤の話にも興味がおありだった(研究書もいろいろある http://www.din.or.jp/~i-iku/misi.html )ということもあって、金城さんは結構三島氏を注目されていたのではないかと推察しています。
三島氏の行動については、その後も週刊読売S43.9.13号で、「文武復興~三島小隊の特訓」という記事が載り、「まず身をもって学んでその上で防衛問題を論ずるのでなくては何もはじまらない」と、“自衛隊と私”という題で書かれています。三島氏の行動は記事の中でも揶揄され、様々な批判を受けたようですが、金城さんはこの行動を評価し、表面的なことだけで人を批判することに反発する金城さんの心をも捉えていたのではないかと考えます。
金城さんのそういうお考えが、沖縄での行動に繋がっているのでは?と思います。

参考までに・・・ (2月9日2時6分)
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ドライなのは さいさん(****.ne.jp)

飯島さんは、ドライでしたね。
「怪彗星ツイフオン」での
レッドキングの最期は むごすぎ。
たまたま水爆を食べてしまっただけ
なのに。ああいうのは金城センスでは
ありえないでしょうね。

セブンの設定は、敵を絶対悪にして、
思う存分 直球を投げられるように
設定されたのでしょうね。
いきなり「ダーク・ゾーン」で
その目論見は崩れましたが(笑)。
私達ファンにとっては、崩れてくれて
よかったんですけどね。 (2月9日1時24分)
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そうですね 紫藻さん(****.net)

>さいさん
「怪獣使いと少年」は名作ですね~。金城さんも見ておられたことと思います。
金城さんは、さいさんがおっしゃる意味でも、直球を投げるという“嫌な役”をあえて引き受けられていたことがあったかもしれませんね。
(2月9日1時7分)
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葛藤 さいさん(****.ne.jp)

ウーやヒドラやノンマルトの物語は、人間の側の
正当性がゼロであるように書かれていて、こういう
話を書くときには、金城氏に葛藤は無かったと想像
します。葛藤があったとすれば、ゴモラの話など、
マンが「怪獣の殺し屋」を務める話を、
娯楽モノ作家として書かねばならないときでは
なかったでしょうか。 (2月8日20時1分)
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