長峰ブログ

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Topics / 私の目指す投資スタイル




●米国バンガード社 J.ボーグルの著書「Common Sense on Mutual Fund」より

インデックス・ファンドの時代

原作はイエールジ・コジンスキー(ユダヤ系米人作家)の小説「Being There」 (邦訳 「庭師 ただそこにいるだけの人」)
純朴な庭師が実業家に勘違いされ、大統領候補になってしまうコメディ映画『チャンス』の原作でもある。

庭師ただそこにいるだけの人

映画『チャンス』は、人間ドラマとしても、洗練されたコメディとしても突出したハル・アシュビー監督の傑作。主人公のチャンスを演じるピーター・セラーズはじめ、彼の純粋な魅力の虜になるシャーリー・マクレーン、メルヴィン・ダグラスなど、役者陣が見せる名演技は必見の映画。1979年アメリカ作品。

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 あるところに「チャンス」という庭師がいた。彼は日がな一日自分の部屋でTVをみることと、庭弄りをすること以外に関心がない。生まれてこのかた住み込みで、ある金持ちの広大な邸の庭の手入れをしてきたが、そこから一歩も出ずに外界との接触をもたないまま中年になってしまった。ところが、この金持ちの死を機に解雇され、外に放り出されることになる。見るもの全てが珍しい彼は、不運にも美しい貴婦人が乗る高級リムジンに轢かれてしまう。その治療のため、お屋敷に招かれることになるのだが、その貴婦人の夫は余命いくばくも無く、大統領のアドバイザーを務めるという財界の大物であった。

 ある日、大統領がこの財界人の邸を訪れた時、たまたまチャンス氏がそこに居合わせ、なんと大統領から助言を求められたのである。折りしも経済は低迷を続け、優良企業の業績も青息吐息で、株式市場は暴落の最中であった。何と答えて良いのやら、なにせ庭弄りしか知らないので困りはてたものの、チャンス氏は腹を決め、床を見つめながら「庭では・・・」と話し始めたのである。

 「植物が成長する季節があります。春や夏に木々や草花が育ちますが、秋になり冬には葉を枯らしてしまいます。しかし季節は巡り、再び緑が萌え花を咲かせる春や夏がやってきます。根が断ち切られない限り、いっとき枯れる時があっても、またすべてが上手く行くのです。」

 おずおずと顔を上げたチャンス氏の眼に映った大統領は、彼の言葉に呆れ果てるどころか、むしろ感じ入った様子だった。大統領はチャンス氏にこう返したのである。

 「こんなに元気付けられる明るい話は、本当に長い間聞いたことがありませんでした。我々は、自然も社会も同じだということを忘れていたようです。自然と同様に、我々の経済システムも長期的には安定的で合理的なのだから、そのシステムに乗っていることを恐れてはならないのです。自然がもたらす季節の巡りは、避けられなくともこれを喜んで受入れているのに、経済の季節変化には動転しています。何と愚かなことでしょう。」

 チャンス氏はこうも語っている。

 「私は庭のことをよく知っています。私はずっと一生そこで働いてきたからです。庭ではあらゆるものが順を追って力強く育つのです。そこには様々な新しい木々や草花が育つこともできます。もしあなたが庭を愛するなら、そこで一生懸命働き、そしてじっと待つことを嫌がってはいけません。時がくれば、必ず色とりどりの花が咲き乱れるのを目にすることができるのです。」




●ピーター・マッコイの著書「ガーデニング完全ガイド」より

本書は、ガーデンデザインの良き指南書であるばかりでなく、四季折々の手入れの仕方を具体的に解説し、一年を通じて庭づくりの様々なコツを伝授してくれる。

ガーデニング完全ガイド



 日は長くなり、肌寒さも薄らぎ、想像力をかきたてるふっくらとした蕾や鳥のさえずりがあり、春は園芸家が植えたり育てたりを始めたくてしかたのない時期です。しかし春まだ浅いうちは気をつけなければなりません。ガーデニングで初心者がよく失敗するのは、特に屋外で多いのですが、播種や植え付けが早すぎてしまうことです。この季節に5、6週遅くまかれた種や植え付けられたものは生長を阻害する条件が少ないので、早く植えられたものに追いついてしまうことがよくあります。


 初夏のガーデニングは大忙しです。植物の生長は早くなり、どんな地域でも寒さに弱い植物を露地植えできるようになって、雑草も想像以上に早く繁茂します。夏の半ば、晩夏は、今までの努力の成果を楽しむときです。夏に必要な世話もありますが、この時期はリラックスして草花を眺めてください。乾燥する夏は、水不足が大きな問題となります。水やりが不足すると、地表付近の根が伸びるだけで、植物が弱ってきます。つねに水はたっぷりやってください。



 この季節は、夜、冷え込むようになるので油断せず警戒しましょう。秋口から寒さが厳しく霜が降りる地域もあれば、秋半ばや晩秋になってやっと薄霜が降りる地域もあります。天気予報に耳を傾けて、霜の恐れがあれば、霜に弱い植物に霜よけをしましょう。耐寒性に不安のある植物には、越冬対策を真剣に考えましょう。また、新たに栽培を始めた常緑性植物には、風除けでもよいのですが、早目に越冬用シェルターをかける準備をしましょう。少々守ってやるだけでも、植物の多くは冬の風や寒さに屈せず次の"春"を迎えることができるのです。


 巧く設計されたガーデンは冬の間も色彩や趣を失うことはないでしょうし、外に出て庭の手入れをするのも楽しいものです。今のうちにすませておきたい作業もありますし、ここで取り組んでおけば春になってあわてなくてすみます。ときには、戸外に出られず読書でもするほかない天候の日もあります。そんなときこそ、ガーデニングの本や植物百科事典に目を通してアイデアをひねり、ガーデンをほんのちょっと改造したり、あるいは全面的に新しくデザインしたりしましょう。もちろん、いろいろな作業の中でとりわけ楽しみでもある、種の注文書も書いておきましょう。



ようやく日本の株式市場にも、待ちに待った春がやってきたかもしれませんね。

もうすでに種の注文書はお出しになりましたか?

でもタイミングを狙うことよりも大事なのは、どの季節にも常にお金を入れておいて、

しっかりとメンテナンスしてやることなのです。

そうすれば冬の寒さに耐えてしっかり根を張った植物が、春の訪れとともに

大輪の花を咲かせて、私たちを楽しませてくれることでしょう。


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