会長のぶらぶら日記

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日本経済新聞 新潟県中越版



【甲信越】
北越融雪、地熱など利用した屋根融雪装置を開発
 融雪施設の設計・施工を手掛ける北越融雪(新潟県十日町市、樋口功社長)は、地熱や空気中の熱エネルギーを利用した屋根融雪装置を開発、今春から受注を始める。従来の灯油や電気ヒーター方式に比べ運転コストが7分の1から10分の1で済む。二酸化炭素(CO2)の排出がほとんどないほか、地下水をくみ上げることもないのが特長。環境への負荷が極めて少ないことを前面に打ち出し、県内の一般家庭に売り込んでいく。

 地熱を利用する装置には、低温の物体から熱をくみ上げ、利用可能な熱を得る「ヒートポンプ」を使う。地表から60センチほどの浅い所を水平に掘り採熱管を敷設する「水平ループ」方式と、10―30メートルほどの縦穴を掘り採熱管を通して地熱をくみ上げる「縦穴ループ」の2方式がある。

 いずれも地熱をヒートポンプにくみ上げ、熱エネルギーを屋根に設置した温水循環式の融雪配管に送る。水平ループ方式は敷地内に畑や空き地が必要で、同社によると例えば屋根面積が100平方メートルの場合は、2倍の200平方メートルの土地が必要になる。縦穴ループ方式は狭い土地面積でも利用可能という。


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