PR
Keyword Search
Calendar
解説:梶浦宏孝七段
聞き手:室田由紀女流三段
<対局前インタビュー>
永瀬:「まず初戦突破を目標に頑張っていきたい」
「澤田七段とはNHK杯戦で3戦目ということで長考派ですけど
早指しも強い、全力でぶつかっていきたい」
澤田:「序盤~終盤まで全体的にレベルの高い将棋を指される印象」
「大変な戦いになると思うが頑張りたい」
角換わりになりました。
梶浦:「澤田七段が同角成に同桂馬と取ったのが珍しい」
室谷:「序盤早々工夫をみせて」
梶浦:「佐藤康光九段が後手をもって何局か指されている印象です」
先手の永瀬九段はオーソドックスな形との事。
梶浦:「永瀬九段のほうも、もしかしたらある程度認識があって?」
指し手が早いですね。
梶浦七段が小学六年の時に、永瀬九段が当時三段で将棋道場のまとめ役的な
存在だったそうです。梶浦七段を含め奨励会の子達を集め研究会を
開いてはったとの事。当時級位者だった梶浦七段が何局も教わったと
おっしゃっておられました。
永瀬九段は梶浦七段の師匠、鈴木大介九段と交流があり
その縁で長く将棋を教えて頂いたとコメントされてましたね。
梶浦:「教わってる後輩棋士って私だけじゃなくて一杯居るんですけど…」
逆に澤田七段とは東西分かれている関係で会う機会もほぼないそうなんですが
一局だけ公式戦を指した際、リズムが独特だったと…
梶浦:「負かされちゃいましたね、力を見せつけられました」
「室谷さんは澤田七段と同門だと思うんですけど、どうですか?」
室谷:「一年に一回お会いする感じなんですよ(一門会ですかね?)」
「一年分たまったお話をそこでする、面白い先生なんですよ」
「所々ボケを入れてくるw」
室谷:「お二人は千日手の多い…」
梶浦:「お二人とも、とことんやるタイプ」
千日手回数ナンバー1&2みたいなw
永瀬九段は穴熊へ。
△8六歩
梶浦:「これは攻めに相当ウェイトを置いた手ですね、ちょっと意外ですね」
▲8六同歩→△6五歩→▲7四歩→△8五桂→▲8五同歩→△6六歩→
▲4三歩→△4三同金→▲6三歩→△5二金→▲7三歩成→△8七歩→▲同金右
梶浦:「攻め合った末に最後、一手勝てればという将棋になりました」
どちらがどうなっているのか分からない終盤。
△3三金→▲4五桂→△4五銀→▲4五同銀
梶浦:「なんとなく先手の攻めが決まりそう」
なぜAIが大きく振れるのかは把握するのが難しい雰囲気です。
何かあるんですかね?
駒の損得関係なしに早さ重視で、との事。
△8七歩→▲8七同金→△7五桂→▲4一銀→△4一同飛→▲4一と金
梶浦:「受けは後手玉無いです」
詰む詰まないの勝負。
119手で先手勝利となりました。
室谷:「一局振り返っていかがでしょうか?」
梶浦:「濃かったですね」
「攻め合いになってから色んな手筋が出ましたし」
<対局後インタビュー>
~中盤戦で4八飛車から4五歩と仕掛けた所で…あのあたりは?~
永瀬:「互いに囲いの整備も終わり4五歩と駒をぶつけていく感じで
こちらが穴熊、後手がバランス型と、どちらも主張がある展開」
~全体を通しては?~
永瀬:「精度の低い手が多かったので反省したい」
~序盤戦非常に工夫をみせた所だったと思いますが予定の作戦でしょうか?~
澤田:「3三桂の辺りは…今日やってみたいと思った作戦でした」
~全体を通しては?~
澤田:「最後の方なにかあれば、と思っていたのですが分からなかったですね」
感想戦は仕掛けから。
永瀬九段は感想戦になると笑顔も出てはりましたね。
澤田七段はフリートークだと、めちゃくちゃ面白い方っていうイメージですけど
(コール七段と仲が良い印象)
終始クールでした。
永瀬九段は次戦、豊島将之九段と対局です。
第75回NHK杯戦 先手・佐藤天彦九段… 2025.11.02
色んな懸案がございまして 2025.10.30
第75回NHK杯戦 先手・羽生善治九段vs… 2025.10.26