☆砂時計☆

☆砂時計☆

命さえ 4











































































☆次の日☆



美穂☆「今日は・・・・佐敷の手術の日・・・・。」

そう。今日は大好きな佐敷の手術の日o

命がかかった、大切な手術・・・o

怖いo

佐敷のほうが怖いのにね・・・o

何でアタシが不安がっちゃうんだろぉ・・・o


+++病院+++

☆「すいません、佐敷さんの病室は・・・?」

看護婦「あぁ、部屋、移ったわよ。えっと・・・・。」


@@@病室@@@

☆「佐敷!!!」

佐敷♪「あ、美穂・・・。」

☆「あと・・・30分しか時間ないけど・・・・。」

♪「うん・・・・。ギリギリまで、話そっか・・・。」

ガラガラ―・・・。

母「あら・・・?美穂ちゃんじゃぁなぃ?」

父「え・・・?あぁ、美穂ちゃんじゃないか!」

☆「あ、佐敷のお父さん、お母さん、お久しぶりです。」

母「お見舞いに・・・・来てくれたのね・・・?」

父「いつも、佐敷がお世話になってるね。」

☆「はい。こちらこそ佐敷にお世話になってて。

  お母さんも、お父さんも・・・不安ですよね。

  でも、きっと大丈夫ですよ!私も応援します。」

♪「美穂・・・。」

母「有り難うね。一緒に手術中も、待っていましょうね。」

父「そうしよう。そのほうが佐敷も、心強いだろう?」

♪「当たり前だよ!美穂が居るならすごく心強いよ!」

☆「うん・・・^^待ってる。」

母「あ・・・でも、私達はお邪魔かしら・・・。」

☆「いえ、そんな!」

父「いや、良いんだよ。僕たちは、少し休憩してくるから

  それまで2人で話していたら良いだろう^^」

☆「あ・・・有り難う御座いますっ・・・。」

母「じゃ、佐敷、あとでね。美穂ちゃんも。」

♪「うん。」

☆「あ、はぃ。」

ガラガラ・・・―ピシャン・・・

☆「・・・・ふぅ~・・・・。」

♪「はぁ~・・・。」

☆「・・・・今日で終わりかもしれないなんて、悲し過ぎるね・・・。」

♪「そ・・・だね。でも、成功するかもしれないんだし・・・!」

☆「でも・・・成功しないって考えないと、本当でそうなったときに

  絶対に・・・立ち直れないからさぁ・・・・。」

♪「そっか・・・。うん。そぉして?」

☆「・・・・佐敷ぃ・・・。覚えてる?アタシさぁ、小学校のときに

  2人でうちの庭にタイムカプセル埋めたでしょ?

  それ思い出して、昨日、彫ったの。

  そしたら、佐敷の手紙にね、こうかいてあった。」

♪「・・・何何?」

☆「・・・10年後の私へ。10年後の私はきっと、パパのお嫁さんになっています。

  それで、お母さんは、私のお母さんのまんま、美味しいお料理を作ってくれます。」

♪「あははっ。そんな、無理なのにねぇっ。」

☆「はははっ。・・・でも、私はいつか遠いとこに行ってしまって

  美穂ちゃんにも、パパにも、お母さんにも、会えません。

  でも私は向こうで、きっと、素敵になっています。

  10年後は、幸せだったら良いなぁ。 さしき。」

♪「・・・・。」

☆「なんか、予言みたぃだね・・・。」

♪「・・・・そだね・・・・。うっ・・・ぅぅっ・・・っ・・・。ふぇっ・・・うぇっ・・・うわぁあぁんっ!!」

☆「・・・・大丈夫だよ。美穂は、佐敷の傍に居るから・・・。」



私はこれから、佐敷の手術があることを忘れて

ただ佐敷をずっと抱きしめていた。



((続く))




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