素直になれるく・す・り。

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空が澄み切ったある日。不良法師弥勒は(爆)散歩に出かけていた。

「おや?これは・・・なんですか」

「おやまぁ、若い兄ちゃんだこと。これかい?これはね、想い人の本心がわかる薬じゃ」

「と、いいますと?」

「これを飲むと相手が自分のことをどう思っているかが一発でわかるのだ」

「ほう?」

「好き・嫌いの感情は周りのどんな感情より特別なもの。強い浮き出る想い。それを利用した薬じゃよ」

「いくらでしょうか」

「100と10円だよ」


「どうせ子供だましだろうが。まぁだまされたと思って使ってみるかな」

―夜―

「では早速・・・」

弥勒は薬を水と一緒にごくり、と飲んだ。

「ん・・・っ?」

弥勒は思わず声をあげた。

なんだろう。体が一瞬ぐにゃ、と曲がった気がして・・・、次に体がふわ、と軽くなった気がした。

「ちょい、法師サマ~、かごめちゃんのコップ黙ってもってっちゃダメでしょ?」

「あ~、いいのよ珊瑚ちゃん。それ紙コップだからー!」

「あ、そうなんだ。ごめ~ん」

珊瑚は台所へと戻っていった。


「ん?何も珊瑚の気持ちらしきものは聞こえなかったなぁ?やっぱだましモノか」

弥勒は薬を後ろに投げた。

「しょうがない。気晴らしに夜の散歩に・・・!」

「法師サマ?何処行くのよ」

「ちょっと散歩へね」

「私も行きたいんだけど。」

「左様か。誠、嬉しいですねw」

「ばか!勘違いするな!夜の風に当たりたいんだ!!」

「そーですか・・・(残念」

「い・・・・行こッ///」

「ところで珊瑚、なぜ私と散歩へ?覚悟はいいんですかw(ニヤニヤ」

「ちっ・・・何言いいだすのよ!?さっきも言ったでしょう?夜の風に・・・!」

ぎゅ・・・っ

「わ・・・っ!ちょ、や?法師サマ、なによ~~ぉ!」

「夜の風はか弱いおなごの頬には冷たすぎるでしょう?暖めてあげます」

「いいよう!もう・・・////////////////」

「クス。(可愛いやつ)」

「はぁ・・・、ホントに少し寒い」

「可愛くねぇなぁ」

「はっ!?」

「寒いならくんじゃネェよ」

「ほほほほほ法師サマ!?」

「(なんだ?思ってることと逆の事を口走って・・・!!)」

「何よ!自分から抱きしめておいて!!」

「お前をからかったに決まってるでしょう。」

「なっ・・・女を甘く見んじゃねーーーーーっ!!」

ぼかっ!

「・・・っ!」

「ばかぁ!大ッ嫌いよ!!」

振り返り際に・・・珊瑚の目尻から涙が溢れて頬に伝っているのを弥勒は見て正気に戻った。

「珊瑚・・・!待て!ちがうんだ!!」

「何が違うのさ~~~っ!!」

珊瑚は小屋へと走り去っていってしまった。

「ったく、いったい何だってんだよ・・・!」

弥勒はその場にしゃがみこみため息をついた。

「(ハッ・・・まさか!あの薬が・・・??)」

ぴん・・・、急に何か自分の体の中で糸が切れた気がした。

弥勒は仕方なく宿へ戻った。だけど、珊瑚に合わせる顔がない。

あの時みた珊瑚の涙は真珠のように光り、周りに飛び散り、一粒が弥勒の頬を叩いた。

あんなこと言った後だ。帰ってもしゃべることはおろか顔合わせもしてくれないだろう。

そんなことを考えながら、トボトボと宿への帰り道を歩いた。


―宿着―

「ただいま・・・」

「弥勒サマ。何があったの?」

かごめがすぐさま弥勒に駆け寄り訊いた。

「・・・・っ、ちょっと・・・」

「――・・・そう」

「珊瑚の部屋に行っていいですか?」

「うん」


コンコン、弥勒は珊瑚の部屋の扉を軽く叩いた。

「誰?」

「・・・・」

珊瑚の声に泣きはらした後のような声が混じっていた。

時折しゃくりあげる音も。

がら・・・っ、弥勒は意を決してふすまを開けた。

その瞬間――・・・!!

ごちーん☆

「って・・・!」

「ばーか!来るな!アホ!変態不良法師!!」

「な・・・っ」

珊瑚は帰り道に拾ってきたのか、石を投げつけて来た。

仕方なく弥勒は扉を閉め、自分の部屋にもどった。

「は・・・ぁ。」

弥勒はあの薬を手にとって読んだ。

『この薬は思ったことと反対の思いを口に出すようにするもの。2粒で10分効果がある。思ったことと反対の事を言う事で』

説明書は途中で字が消えてしまっていた。

弥勒は「ちきしょー」と嘆き床に寝そべった。

「悪かったよ・・・珊瑚」

弥勒はそのまま深い眠りについた。


―朝―

その朝、弥勒と珊瑚との空気はかなり気まずいものだった。

珊瑚はイラつきを隠せないようだし、弥勒も仕方なさそ~~な顔で朝飯を口に運んでいた。

「・・・・あ゛は。」

かごめが苦笑した。

「(なんなんだ、このただならぬ空気は・・・)」

犬夜叉も珊瑚と弥勒の顔を交互に見ている。

「(おらがしっかりせねば。おらがしっかり・・・)」

七宝も必死で2人の仲直り方法を考えている様子。

「ね・・・ねぇ?珊瑚ちゃんっ!ちょっとお散歩・・・行かない?」

「・・・・なんで?」

「え?(訊かれると困る;)あの~その・・・っ今日は晴れてるしさぁ」

「そーじゃ。キララも行きたいとゆーとるし。」

七宝が言った。キララは「きゅ!?」と自分は思ってないという感じの声を出したが

弥勒と珊瑚を見て理解したらしく(頭いいな/笑)「きゅ~w」と鳴いた。


「雲母・・・」

「どう?」

「うん。行こうか、じゃあ・・・!」

″散歩〟と言う言葉は今の珊瑚にとって禁句とも言える。だが、その事でかごめのせっかくの誘いを・・・とでも思ったのか。


―外―

「珊瑚ちゃん・・・どうしたの?」

「何が?」

「昨日の・・・弥勒様とのこと。」

「別に・・・っ法師サマとは昨日何もなかったよ!」

「ウソ。私わかるよ、七宝ちゃんだって皆判ってる。ね?隠さないで?女同士ならいいでしょ?相談のるよ。言ってみて?」

「・・・・実は」


珊瑚は昨日あったことの一部始終を話した。全部話すと弥勒が珊瑚の肩を抱きしめた事も話すと言う事になる。


「う~ん、あの弥勒サマがねぇ。まぁ元々不良だし(ちゅどーん;)本性が出たのかもしれないけど・・・。」

「・・・(苦笑)」

「ねぇ?珊瑚ちゃん、なんか前ぶれみたいの・・・、なかった?弥勒サマ。」

「え・・・?特には・・・あっ。」

「なになに??」

「昼の散歩の帰りに何か買ってきてたよ・・・うな?」

「それかもね、ちょっと調べてみよう」


―宿―

「おい、弥勒。」

「何です?」

「おめー昨日珊瑚となんかあっただろうが?」

「は?何のことで?私は珊瑚と昨夜は夜の散歩をを楽しんでいただけですよ」

「冗談こくんじゃねぇ、俺はこーゆー空気が嫌いなんだよ」

「それは犬夜叉も同じでしょう。かごめ様と桔梗様のことがある時はいつもかごめ様はヒステリー気味だし、お前もお前で

気持ちをはっきり言わないし。そーゆー時いつも私たちはいつもかごめ様が気の毒だし、犬夜叉に対してじれったく感じてますし。」

「ぬ゛。・・・だーっ!とにかくだ!!なんかあったのは丸見えだ!はけ。」

「・・・しょうがないですね~・・・実は――・・・」


「馬鹿だな、お前。そんな薬かって珊瑚ともめるとはよ。」

「しょうがないでしょう。時にはそういうもので子供心に戻りたいというのがあるのです。」

「(こいつの性格が理解できん)・・・ったく、その薬見せてみやがれ」

「これですよ。」

弥勒は懐から それ を取り出し、犬夜叉に押し付けた。

「妙な薬だな。」

「はい・・・」

「まぁいい。俺らも散歩に行くか。」

「珍しいですね~、犬夜叉が散歩に誘ってくれるとは。」

「ちげーよ、おめーらのせいでむしゃくしゃしてんだよ!!」

犬夜叉は台に薬を置いて、小屋をあとにした。


こそこそ・・・っ、見覚えのある少女2人が宿にやけに神経質に帰ってきた。

「あら?この薬・・・、何だろう」

「う~ん、犬夜叉は使わないだろうね。基本的に薬は・・・」

「じゃあ、弥勒サマの!?」

「多分・・・」

「じゃあ、弥勒サマの部屋に行って調査開始~w」

「うぃっす!!」

2人はやる気満々に弥勒の部屋へと侵入した――・・・。


【後半】へ続く。


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これは何でしょう。(汗

違うのよ~!(何が

後半が大事!!(マジかよ・・・

読めた貴方は偉い!(あっそ。

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