ジニーがなにかにむかって必死に叫んでいる。
ジョージとフレッドが狭い家の中で殴り合っている。
パーシー、チャーリー、ビルという、頼りになるかならないかわからない
兄達もいなければ、両親もハリーを迎えに行っていていない。
―――ジニーとロンが二人の喧嘩をオロオロしながら見ている
―――何をどうしたらいいかわからずに・・・!

「ばっかやろーっ!ざけんなよ!!あれは俺が一人で2ヶ月かけて考えを
めぐらせて、思いついた発明品だぞ!作ったのもほぼ俺だ!」
「んだよ!俺はお前が少し手伝えって言うから少し手伝ってやったんだ!
俺も売れた金をもらってなにが悪ぃんだよ!」

思春期――いや反抗期?年頃の二人もさすがに仲がよい双子の兄弟でも
喧嘩をせずにはいられないようだ。
ジニーは二人が喧嘩をしたところなど見たことがない。
二人が殴り合っているのを震え、泣きながらただ見ているしかできない。
ロンも、いつも息ぴったりの漫才師のような二人がまさか
些細なことでこんな大喧嘩をするとは思っていなかったらしく
ジニーを時折軽く抱きしめたり、やさしい言葉をかけたり、
ジニーの背中をポンポンっとたたいてやることしかできない。

フレッドもジョージもお互いボロボロだ。

「やめろよ!フレッド!ジョージ!!」
いつの間にか来ていたのか・・・、ハリーと両親の登場だった。
ハリーは二人を引き離そうとしたが、ふたりの勢いがあまりにも
恐ろしいので、サササッと一定距離まで逃げてしまった。
「おやめなさい!ジョージ!フレッド!」
ウィーズリーおばさんも二人で協力して悪戯発明を(おばさんは困っていたが。)していたものだから、動揺を隠し切れない。

パンッパンっ・・・!

家中に響き渡るような凄まじい音・・・!
屋根裏部屋のグールさえも黙ってしまった・・・。
その音は、ウィーズリーおじさんが、フレッドとジョージを
引っぱたいた音だった。
「あなた!!」
おばさんはおじさんの行動に震えながら叫んだ。
「って・・・!」
「・・・・っ!!」
「フレッド・・・?ジョ・・・ジ?」
ジニーが恐る恐る聞いた。

「お前達!何をやっている!!周りに迷惑をかけるんじゃない!!
ジニーやロン、ハリーに心配や不安を与えているのが
引っぱたかれてもわからんか!!?」

「「だって・・・こいつが・・・!!」」

―――同時だった。なんとも言えない。
声のトーンといい、仕草(お互いを指差していた)。
すべてが一緒だった。
・・・その瞬間・・・・
フレッドがジョージの頭を右手で引き寄せ、笑い出した。
ジョージもフレッドの肩に左手をまわし笑い出した。
いつもの二人だ。と安心したのか、ジニーはフッと
笑い、ロンに抱きついてうれし泣き始めた。
ロンはジニーの行動に対し、おろおろしながらも兄らしく頭をなでていた。
ロンも安心からその行動をしているらしい。
ハリーもみんなと一緒に笑い、ウィーズリー家は
笑いと、幸せでいっぱいになった・・・!

―――――しかし二人の悪戯がこの後減ったかどうかは定かではない。(汗
http://free2.milkypal.net/f-diary/DB-1/tackynote2.cgi?mm=izukira

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