徳島市 蔵本町 地福寺

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不祝儀は薄く書く?



よく、お葬式など不祝儀の表書きは薄い墨で書くと
言います。

なぜでしょうか?

考えられる理由が一つあります。

「墨をする間もなく、あわただしく来ました」

ということを現わしているのではないでしょうか。

今は筆ペン、墨汁などがありますから、急いでいても
濃い墨で書くことが出来ますが、昔はいちいち墨を摺って
それから書いていたので、時間が無かったら薄い墨しか
摺れません。

そんなにあわてたことは昔でもさすがに無かったでしょうが
そういう自分の気持ちを現わしていると考えるべきです。

実はお葬式の作法でも、そういうものはいろいろあります。

「お通夜の一膳飯はあまりきれいに盛ってはいけない」
「お通夜の団子は粉をつけてはいけない」

などはあわただしく用意したということを現わすためでしょう。

お葬式の香典などは新札を使ってはいけないと言います。

これもあらかじめ用意していたと見られ、失礼に当たると
考えられています。

ところで、最近気になることがあります。

お通夜に喪服を着て、黒いネクタイをしている人が
増えました。

お葬式はとり急ぎ駆けつけたというのが作法で
普段着でも失礼には当たりません。

喪服を着ているということはあらかじめ用意していたように
思われ失礼に当たるような気もするのですがいかがでしょう?

あと、気になるのが、お焼香、座る場所などを
譲り合う場面です。
お焼香・座る場所などは、非日常の場なので、
順番や場所よりも早く行うことが大切です。

最終更新日 2014年04月17日

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