深秘の華苑

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黒左右衛門

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2003.03.25
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 修了式の朝は文字通り地獄だった。
 前日「早く帰ろう」と思いつつも、何やかんだで大学にトラップされ、帰宅したのは夜中の2時を回っていた。しかし美容院の予約は五時半(!)「ああもう袴着ないでスーツでええやんあたし」と思う自分との戦いを繰り広げつつ予定時間に起きて美容院へ向かう。此の時外は雨。糞寒くは無かったが正直萎える。
 予約しておいた美容院へ向かうと、其処も又戦場であった。そう広くも無い店舗内にメイクの人頭弄って貰う人着物着付けて貰う人が押し合い圧し合いしていて正直逃亡したくなった。が、堪えて顔を作って貰い、引き続き頭を作って貰った。仕方の無い話だけど、着物を着る時に頭をセットして貰う際、アップにして貰うと毛が抜けるのでは無いかと本気で心配になる程強く毛を引っ張られる。今日のあたしも其の多数例に倣い、物凄い勢いで毛を引っ張られ、不覚にも涙が零れる。ちょこっとだけど。しかし我慢。
 其の様な責め苦を味わった挙げ句ぎうぎうと袴を装着して貰い、午前7時半に総ての設定が終わる。タクシーを呼び一旦自室に戻った後、学位授与式に臨んだ。

 うちの大学では学部生と院生で学位授与式を分けて行うのだけど、流石に修士は多いなあと感心。某学部なんて博士前期課程で百人超の「ほにゃらら学修士」が誕生していた。しかし博士は少ない。うちの研究科では課程博士と論文博士を併せても10人ちょいだった。学位を得る迄のハードルを考えると流石になぁ、と思うと何時もはうざいだけの学長の送辞も卒業生の答辞も妙に有難かった。だって自分の卒業式に出るのって、此が最後だもん (ちゅうか三回目なので出過ぎやと云う噂はあるのだけどさ。
 式終了後、改めて自分の学位記の「博士(学術)の学位を授与する」の一文を目にしたら微妙に感無量。俺の5年間の総括だからね。所詮此の学位は自己満足で終わって、以後あたしの人生の中で此の学位を振りかざして生きていく事は金輪際無いだろうとは思うけど、今後の人間関係及び下級生への教育的指導で其の事は声には余り出さないけど。
 良いんだよ自己満足で初めてなんだよ此処まで努力したのは俺の人生27年8カ月の中で俺的には皆勤賞に近い位の勢いで嬉ちんなんだよ他人は言葉突っ込むなと誰へとでも無く訴えてみたり。

 ラボに戻って、卒業生で各ラボを回りお礼参りをしたり、ラボの皆さんでまったりしたり酒盛りしたり隣近所の親しい人々と写真を撮りまくったりして「卒業」を味わった。ちゅうかこう云うの通算三回目なんですけどと云うツッコミはナシの方向で。お世話になった先生には個別に挨拶回りをし、挙げ句写真を撮りまくって卒業気分満載な訳だけど、あたしは翌々日位から大学に通常通り出勤するし、実験もするしでアレなのですが。まあ宜し。

 今日、繋がりの在る方々からお祝いのメェルを頂いたり花束を頂いたりした。特に、去年ラボを巣立っていった修士卒の後輩達が花束を贈ってくれた事に感激。元直属の子なんか、何か勘違い入りそうな勢いの素敵な花束をくれた。余りに意外で、其れでも凄く嬉しかったので、彼らへのお礼は直ぐ述べた。


 こんな不甲斐ない君達の先輩に、卒業後一年二年経っているにも関わらず義理堅く花束と暖かいメッセージと久々の寒ネタをくれたWくんYくんKくん有難う。俺矢張り君らを変わらずに大ラブだよ。





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Last updated  2003.03.25 23:56:33
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