中絶
～中絶～家に帰ってダーリンと色々話し合った。
私はまだ学生、ダーリンも卒業まであと３週間の研修が残ってた。
せっかく授かった私達の子供、私は産みたい、ダーリンも産んで欲しい・・・だけどお金もない私達に子供を育てるのがどんなに大変なことか。。。
いくら話し合ってもらちが明かない。
私は意を決して、人生の大先輩である母に電話をした。
『お母さんの夢、正夢だったみたい。病院行ったら妊娠してるって言われた。どうしよう』と泣きながら言った。
怒られると思ったが母は意外にも冷静に『今はまだ早い。赤ちゃんには可愛そうだけどお父さんには黙っててあげるから、中絶しなさい』と言われた。
私は『分かった』と言って電話を切った。
つづく
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