2004年1~2月


 金曜日のパリ   雨宮塔子  (小学館/1300円>

     TBS退職、単身渡仏、結婚、出産・・今もフランスに住む雨宮
     さんのエッセイです。自分の気持ちに素直に行動した勇気に
     感動。つらい時期の私にあたたかい気持ちを与えてくれた一冊
     です。


 仕事と年齢にとらわれないイギリス人の豊かな常識
           井形慶子   (大和書房/1500円)

     「人生の賞味期限は長い。なぜ何かにしがみつかないと不安なの
      だろう。」という帯に惹かれ、またもともとイギリスに造詣の
      ふかい井形さんファンだったので読みました。日本社会とのさ
      らりとした比較、「英国流スローライフ」の原点がここにあり、
      かといってあまり構えず楽しく読むことができます。


 運命をかえる言葉の力   井形慶子 (集英社/1575円)

      手紙やメール、日記。文章を書くのが好きな私にとってこの本は
      いわゆる「ジャケ買い」でした。たった一通の手紙が相手のその
      後の人生を左右したりしたという例や、あらゆる日常生活の面に
      おける言葉の力を、イギリスの文化を交えて書いてあります。
      読み終わった後はただただ「言葉を大切にしよう」と思いました。



 たった3ヶ月で英語の達人  志緒野マリ  (祥伝社黄金文庫/543円)

      通訳ガイド受験者にとってはカリスマ?あこがれ?の存在。お茶
      くみOLとして生計を立てながら、一日も早くやめたい一心で勉強
      に励む日々。そして世界中を旅する今。人間、やりたいと思う
      気持ちがすべてだと、精神力の強さとは何かを教えられる一冊。
      ガイド試験予備校で出会った先輩にすすめられた一冊。単純に
      英語を学ぶ人にとっても興味深い話がいっぱいのってます。




 日日雑記   武田百合子  (中公文庫/590円)

      これは雑誌「OGGI」で、私の大好きな石田ゆり子さんが書評をかい
      てらっしゃったものです。日々のことをたんたんと、飾り気なく
      つづってある言葉どおり「雑記」ですが、筆者の正直さのとりこに
      いつしかなってしまいますね。


 ここちいい毎日  石田ゆり子  (幻冬舎/1300円)

      私のバイブル。いつも読み返しています^^


 転職生活   白梅紅子  (グラフ社/1000円)

      題名のとおり、筆者の数々の職種経験がつづられており、進路に
      大いに悩む私にはとても参考になる一冊でした。職種については
      もちろん、女性として働くことについてなど、とても等身大の話
      が書いてあるので、おもしろかったです。



 蹴りたい背中  綿矢りさ

      芥川賞受賞作品。一気にさーーっと読んでしまいました。そのくらい
      読みやすく、素直な文体です。さまざまな書評で「さわやか」と
      形容されてるのがよくわかりました。これからも、こういう微妙な
      心情を書いてくれる作家でいてほしいです。


 蛇にピアス  金原ひとみ 

      芥川賞受賞作品。とにかく「才能」を感じさせる一冊。身体改造を
      通して自分と向き合っていく主人公。若干、目をつむりたくなるよ
      うな描写個所もあるし、過激だけど、きっとたくさんの若者の共感
      を得る一冊だろうなと思う。










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