毛布がない理由



韓国の部屋はあたたかい。
「オンドル」という、地下で火をたいて床を暖める、日本の床暖房のようなシステムがどの家にも、どの建物にもある。
 だからじゅうたんもしいてないのに、あたたかい。

最初にベッドに寝ようとしたとき、驚いた。こんなに寒い季節なのに、タオルケットのような布団がたった一枚。日本にいたら、もう3枚くらいかけて寝るのに。

でも、実際このたった一枚の布団さえ、はいでしまいそうになる。そのくらい寝ている間もあたたかいし朝起きたときもあたたかいので、おきるのもあまり苦にならない。日本では、寒くてなかなか布団から出られないので、そのへんはいいなぁと思う。でも、あたたかい布団をたくさんかけて寝るのも好き。やっぱり文化はいろいろだから楽しいんだなあ。

この床で、素顔を見せ合ってないたり笑ったりするから、韓国の人たちってこんなに絆が固いんだろう。



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