金縛り
みなさん、金縛りに合われた事ある方多いと思います。
よく、体が疲れてたんだとかいいますよね。
それではこれから紹介する話はどうでしょう。
体が疲れていたから・・・、でしょうか・・・？
ある夜、夢をみていました。
子供の頃に住んでいた小さなアパート。
何故かその部屋のドアをもの凄い音で叩く男の人がいた。
「今すぐここを開けろ！」
そう叫ぶ男の人の声は怒りに満ちていました。
次の瞬間、ドアを壊し強引に家の中に入ってきた男の人。
その男の手には大きく光る包丁が握り締められていたんです。
ここで私は目が覚めました。
体勢はうつ伏せです。
ところが、夢の中のはずの男の人は現実にまで現れたんです。
そして私の上に馬乗りになり背中を３回刺して消えました。
実際に刺されたワケではないですが、押し付けられる衝撃と刺される痛みはしっかりと感じ取っていました。
声もでないまま、金縛り状態での私は動く事が出来ずにいました。
目を開けることが出来た私の横には何もなかったように寝ている主人の横顔。
しかし、その主人と私の間にはシェパード犬のような大きな犬の顔だけが唸り声をあげて私を睨みつけていました。
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