
コレは私の友達の話です。
悲しい事にこの世の中には不幸にしてこの世を去った人が
数え切れないほど存在します。
病気だったり、事故だったり・・・、そして自殺だったり。
今回のお話はこの3つに当てはまらない、
そう、殺されてしまった女の子の話です。
もう10何年も前の事ですが、ある場所で小さい女の子が亡くなったそうです。
その当時は騒ぎにもなり、当然新聞にも載ったそうですが
時と共に忘れ去られていきました。
それでも、知っている人は知っている、ってありますよね。
ある日の夜、彼は彼女を乗せて車を走らせていたそうです。
彼は元々は地元の人間ではなく、小学生の時に今の地に引っ越してきました。
車は、とある線路際を走る事に。
その時に地元出身の彼女が話し始めました。
昔ね、このあたりに住んでいた女の子がいたんだけど、
当時は大騒ぎになったんだって。
行方不明になっちゃって、その子。
みんなですごい探したんだけど、見つからなくて。
何日かあとにね、この辺だったらしいけど・・・
ソコまで話をした彼女を横目で見た彼は大声を出したそうです。
「ソレ以上話すな!」
そしてスピードをあげ、線路の脇の道を暫く走り、無言のまま大通りまででたそうです。
嫌な汗をかなりかいたそうです。
そして近くのコンビニまできたところで車を止めた彼はやっと彼女の方を向いて言ったそうです。
お前の横の窓ガラスに小さい女の子が写っていた、と。