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『文学賞メッタ斬りリターンズ』。
世に数多ある文学賞について、受賞作やノミネート作を評する本『文学賞メッタ斬り』の第2弾。
主に2人の評者が作品ともども各賞の選考委員をメッタ斬りにする。
選考委員には超有名作家の方々も多い。
その人たちを描写するくだりが、事実はどうかわからないけど、なんだかキャラが立っていておもしろい。
津本陽さんや宮本輝さんなど、散々である。石原慎太郎など、著者達の悪意さえ感じられる。
そして全体的に辛口評で、世間には売れているけど実際どうなんだ?と常々疑問を感じている作品について
そうよねそうよねやっぱり「微妙」だよね(ほんとは「全然だめ」よねって言いたいけど書くだけでも偉いと思うので多少謙虚になっております)、と
共感させられる超辛口評が堂々と活字になってるので


そんな中、絶賛されていたのが、舞城王太郎『好き好き大好き超愛してる。』
2年前の芥川賞候補作である。
この本がほんとに話題になっていた頃は
タイトルから催される嫌悪により食わず嫌いだった。
でもこのたび読んでみると、よかった。
ストーリーは筋の通った一本ではなく、主となるストーリーにいくつかの別物が配されている。
それら同士の関係は明らにはされない。
たぶんこうなんだろう、と思うものはあるけど、そんなことは割とどうでもいい。
題名の通り、人を好きと思う気持ちが描かれているような感じ。

人を好きと思う気持ち、とか、それに限らず自分で何かを感じるということは
いつも必ず自己中心的なことだ。だって人は必ずその人の主観の中に生きるしかないから。

なんとなく、同世代の匂いがする。
と思って確認したら、「ほぼ」同世代であった。

この人の作品は以前に『熊の場所』を読んでいた。
が、あんまり覚えていない。
このたびも、個人的に、これからもっと読みたい作家ラベル、をこの人に貼ってみたが

とりあえず、同じく『文学賞メッタ斬りリターンズ』で絶賛されていた絲山秋子さんの『沖で待つ』を読もうとしている今。これは、通おうとしている文芸講座の必須図書でもあるのだった。


 舞城王太郎『好き好き大好き超愛してる。』講談社
 舞城王太郎『熊の場所』講談社
 絲山秋子『沖で待つ』文藝春秋






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Last updated  2006.10.19 01:13:56
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Re:『文学賞メッタ斬りリターンズ』と『好き好き大好き超愛してる。』(10/18)  
キョチ  さん
参考文献まで載っていて、ちょっとしたレポートのようですね。
『文学賞メッタ斬り』は読んだのですが、こちらの
ほうはまだ。あのなんともいえない表紙を思い出す。

それにしてもともぞうさんはいろいろな本を読んでおられるねえ。

『沖で待つ』は夏に読みました。
薄い本なのですぐに読めますね。 (2006.10.19 08:26:32)

Re[1]:『文学賞メッタ斬りリターンズ』と『好き好き大好き超愛してる。』(10/18)  
*ともぞう*  さん
キョチさん

>参考文献まで載っていて、ちょっとしたレポートのようですね。

いやいや。かなり、いいかげんなものです。

>『文学賞メッタ斬り』は読んだのですが、こちらの
>ほうはまだ。あのなんともいえない表紙を思い出す。

そうそう。あの表紙のインパクトについ、手にとってしまういちげんさんがおられるのでは、と本の中でも言われていました。

>それにしてもともぞうさんはいろいろな本を読んでおられるねえ。

小説ばっかりですけどねえ。でも海外ものとか推理ものとかショートショートとかは、ほとんど全く興味がありません。

>『沖で待つ』は夏に読みました。
>薄い本なのですぐに読めますね。

今日読みましたけど、よかったですね。
再来週の文芸講座でどのように解説されるか楽しみです。
(2006.10.19 21:55:46)

こんにちは  
こーたぬき さん
舞城王太郎、正月くらいに友達がもう面白くて面白くて、というようなこと言ってた気がするのでいつか読んでみようと思ってすぐに忘れたこと思い出しました。読んでみよう。
石原慎太郎にさんはいらない、感じですね。
(2006.10.20 01:39:14)

Re:こんにちは(10/18)  
*ともぞう*  さん
こーたぬきさん

>舞城王太郎、正月くらいに友達がもう面白くて面白くて、というようなこと言ってた気がするのでいつか読んでみようと思ってすぐに忘れたこと思い出しました。読んでみよう。

こーたぬきさんには合うかも、というイメージが。

>石原慎太郎にさんはいらない、感じですね。

そうなんですよ。なーんにも考えずに書き終え、読み返してみて、ここだけ呼び捨てかい!って思いました。そして書き直す気は起きず。なんか、さんなしのイメージなんですね。

(2006.10.21 22:03:07)

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