診断の結果、ホームドクターの領域を越えているとドクターが判断した場合、
その患者に<専門医>を改めて紹介する制度。この制度によって、患者とホーム
ドクターの間に、長年にわたる信頼関係が生まれるわけです。
日本の場合このような、大病院と中小病院・クリニックの機能化が、明確化して
いません。その結果、 大病院へ患者が集中し、待ち時間が長くなる
という、弊害が
生じてきています。従って、高齢者医療制度の柱が在宅医療へ向かっている
ように、かかりつけ医の環境整備によって、日本も 医療インフラの充実と効率化
を目指さざるを得ません。
皇子のかかりつけのお医者さん< ホーム・ドクター >は、車で20分ばかり
行ったところにある、< Mクリニック
>。個人医院では1ケ月しか薬
を出しませんので、結果的に毎月行くことになってしまいます。
減価償却資産が利用に耐える年数を< 耐用年数
>といいますが、考えて
みれば人間の体など、よくもつものだと思います。40歳を越えれば誰しもが
体のどこかにガタがきて、 病院や薬の世話
になることは避けられません。
Mクリニックは、< 行列が出来るクリニック
>で、待合室には
常時15人ほどが診察を待っています。その理由は、M先生が病状について懇切
丁寧に説明してくれると共に、患者の質問に対しては絵を描きながら、断言的に
答えてくれるのです。
患者は不安を抱いているわけで、先生が自信のなさそうな態度で応対しては、
不安が増すだけですものね。
今日は 高脂血症
の治療薬効果を判断する為に、 血液検査
となりました。
皇子の血管は細く深いところにあるので、採血が容易ではありません。今日の
担当は、これまで見たことのない、若いお嬢さんの看護師さん。
きゃっ・・・カワユイ!!
( あれえ~~、貴方あまり見ないけれど、いつ入ったの? )
( 4月からここのクリニックに、御世話になっています。 )
( あっ、そうなん。皇子の血管細くて、深いところにあるから、採血が難しい
のよ・・1回で刺さらず、何回も失敗して、ここを首になった看護師さんが
なんと多いことか・・ )
( そうなんですかあ~、緊張しちゃうな・・ )
( 日本の夏、キンチョウ~~!! 、ドカーン・・・ )
左腕を採血台にのせ、彼女はゴシゴシもみましたが、血管が浮き出てこない
ようです。
( すいません、グーパーしていただけますか? )
( はい、グーパー、グーパー、 ゲーリー・グーパー
)
( ????? )
若いから、ゲーリー・クーパーなど、知らないみたい。
( それなら、グーパー、グーパー、 チョキ~~!!!
もう1回やるよ、
グーパー、グーパー、チョキ~~!!)
( クスッ・・・ )
これは、受けたようでした。
( 左腕は、血管が細くて、深いところを通っているようですね。 筋肉
あるかもね・・・ )
( そうなんよ。皇子は筋肉ムキムキ、 マッチョな体
なの。見たい??? )
( うふっ、見たくありません。 )
( シュワちゃん
と、呼ばれているんだから・・ )
( あのシュワちゃんですかあ~~?? 好きなんです・・ )
( あっ、ごめん、シュワちゃんでなく、 皺ちゃん
でしたあ~~・・ )
( ギャハハ・・・ 皺なんかないではないですか・・ )
( 32本あるんよ・・ シワ32
なんちゃって・・ )
二人の会話を聞きつけた、いつものベテランの看護師さん
( 〇〇ちゃん、皇子さんの言葉を真に受けてたら、ダメよ・・ この方毎回
冗談言って、アメリカのプロバスケットボールで有名だった、
マイカイ・
ジョーダン
の弟さんなんですって。
左じゃなくて、右腕を出させて!!右腕は簡単に、採血出来るんだから・・ )
それで 裁決
の結果、右腕で 採血
することと、なりましたあ~~~!!
あ~~~~、バカバカしい!!!
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